自分の気持ちとの上手な付き合い方~自分を好きになりましょう~10

【自分の気持ちとの上手な付き合い方】を考えるきっかけ(5月6月7月例会の共通のテーマです)

みなさんは、「日頃は笑って済ませる、ささいな言動に妙にイラついてしまい、自分で自分の心をもて余したり」と言う体験をされたこ

とがありませんか。

時間の経過とともに、薄らいでいってくれるとよいのですが、時には、そうした思いが心の中に沈殿して、次第に心がネガティブな方向

に傾き、人によっては【孤独】や【生きづらさ】を感じることもあるものです。

そんな状況から、自由な自分を取り戻しましょう。

そして、その時に大切にしたいことは、「ネガティブな考えをしてはいけない!」と頑張りすぎるのではなく、自分のなかに

ある『ポジティブな心』とも『ネガティブな心』とも、上手に付き合っていくことです。

そのための考え・スキルについて、3回のコミュニケーションカフェで、取り組んでいきます。

今回からの第2回目6月例会では、『自分を好きになりましょう』に焦点を当てました。

 

第1部 現在の大学生の人間関係の傾向 (詳しくは、以前のブログをご覧になってください)

1【周囲から好かれたい。嫌われるのが怖い】

2【自分自身よりも、周囲の評価が気になる】

第2部 現在の子どもたちの人間関係の傾向 (同上)

一見仲良さそうだが、その中では、いじめ等友人関係でのトラブルが起こりやす

その理由としては、『ひとりぼっち』になることを怖れるあまり、嫌な思いをしようとも、『グループから抜け出たい』とは、思わなく

なるという、周囲からの評価にとても敏感になっている子どもたちの姿がみえてきます。

その顕著な例として、「ボッチになるなら、奴隷でいい」と答えた小学生について、以前のブログでお話しました。

子どもたちが、それほどまで【ボッチ】を怖れるのはなぜでしょうか?

 

大学の授業で、この事例について、学生さんたちに紹介しました。

複数の大学の複数の講義で話したので、おおよそ200人程度の学生に説明したかと思います。

そして、私の授業では、授業後に『振り返りシート』を提出してもらうのですが(単位のための評価資料となります)、多くの学生がこ

のことについて『自分自身の体験』(主に女子)に基づいた意見を書いてくれました。

その中で語られた意見としては『今から思うと、どうしてもそのグループにいたかったわけではないし、そのリーダーの子をそれほど好

きだったわけでもない。でも、一人でいて「あの子ボッチだね」って言われるのが嫌だった』『中学校の時、教室移動で、私だけ一人に

なることがよくあった。でも、何でもないフリをしていた。そんな付き合いだったので、高校はみんなが行かない遠くの学校を選んだ。

この前、成人式で5年ぶりに会ったけど、その子たちじゃない、普通のクラスメートと一緒に写真を撮った』等が、ありました。

なかなか考えさせられる内容でした。

 

みなさんは、どのように思われますか?

ここには、子どもたちの『自分のプライドを保ちたい』という健気さや、『みんなと仲良くしなくちゃ』『友だちが多いことがいい』と

いった社会の風潮の中で息苦しさを感じていることなど、さまざまな思いで混乱している姿が見られてきます。

そんなことについて、考えていきましょう。

 

 

こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】

を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。