【価値観はグラデーション】自分の気持ちとの上手な付き合い方~自分を分かってもらおう~34
【自分の気持ちとの上手な付き合い方】を考えるきっかけ(5月6月7月例会の共通のテーマです)
みなさんは、「日頃は笑って済ませる、ささいな言動に妙にイラついてしまい、自分で自分の心をもて余したり」と言う体験をされたこ
とがありませんか。
時間の経過とともに、薄らいでいってくれるとよいのですが、時には、そうした思いが心の中に沈殿して、次第に心がネガティブな方向
に傾き、人によっては【孤独】や【生きづらさ】を感じることもあるものです。
そんな状況から、自由な自分を取り戻しましょう。
そして、その時に大切にしたいことは、「ネガティブな考えをしてはいけない!」と頑張りすぎるのではなく、自分のなかに
ある『ポジティブな心』とも『ネガティブな心』とも、上手に付き合っていくことです。
そのための考え・スキルについて、3回のコミュニケーションカフェで、取り組んでいきます。
今回からの第3回目7月例会では、『自分を分かってもらおう』に焦点を当てました。
コミュニケーションスキル
第1部 聴く力(以前のブログをご覧ください)
第2部 話す力(以前のブログをご覧ください)
第3部 相手との距離の取り方(以前のブログをご覧ください)
第4部 アサーション(以前のブログをご覧ください)
第5部 アサーションスキル
①リフレーミングの真骨頂(以前のブログをご覧ください)
②リフレーミング的ものの考え方(前回のブログから続いています)
③価値観は、すべてグラデーション?
前回、『不登校の子ども』に対して、その子を取り巻く人たちが、それぞれの価値観に基づいて心配してくれる。
それはそれでとてもうれしいことだけど、あまりに周囲からのアドバイスが異なっていると、子ども本人が混乱してしまうーといったお
話をしました。
なかなか難しいところですね。
でも、みんなが同じアドバイスをするよりは、子ども自身が多少混乱することがあっても、異なるアドバイスを与える方がいいと、私は
考えます。
みなさんは、いかが思われますか?
そもそも人はどうして、同じものを見ても違う感じ方をするのでしょうか。
生まれたときの環境、育ち方、付き合ってきた人々、社会の動静など、異なる環境や本来備わっている気質の違いから、同じものを見た
り聞いたり感じとったりしても、異なる価値を見出すのは、当然と言えば当然かもしれませんが‥
ただ、私はこんなふうに考えます。
よくどんなことでも「白黒をつける」ってありますね。
よく言われるように、水戸黄門のドラマでは、いつも庄屋さんの娘は正直者で健気(さらに言うならば美人)、そしてお代官様はいつも
腹黒くて金儲けのことばかり考えているーといった具合にカリカチュアされています。
でも、世の中はそんなに単純じゃないことは、小さな子でも分かっています。
私たち人間は、もう少し複雑ですよね。
「白か黒か」ではない状況を、私はつぎのように考えます。
それは、『世の中はずっーとグラデーション』ではないかということです。
想像してみてください。
みなさんの前の左の端が、光り輝くばかりの真っ白として、右の端が漆黒の真っ黒と、想像してみてください。
左端から右端へ、少しずつ変化しながら、ずっーと連続しています。
みなさんが、その中のどこかに立っていると想像してみてください。
その位置から左を見たら、どのように見えますか?
右を見たら、どのように見えますか?
次回、一緒に考えましょう。
こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】
を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。