【逃げるが勝ちーマイナスシャワーを浴びない】コミュニケーションが苦手な人との上手な関わり方【感情のコントロール】22
今回は、【コミュニケーションが苦手な人との上手な関わり方】を主のテーマとしながら、【感情のコントロール】に焦点を当てています。
その発端として、女子中学生の『友人関係の悩み』に焦点を当ててみました。(詳細は、以前のブログをご覧になってください)
このケースの場合には、『友だち』というものに対しての意識のズレが問題と考えますが、そうした意識のズレが、彼女たちばかりでなく、私たち
自身の生活でも、さまざまなトラブルを起こしているのではないでしょうか?
このようなトラブルの原因となる『意識のズレ』ぱどこから生じているのでしょうか?
そこで、私たちの【ものの考え方】について、取り組むことにしました。
【私たちのものの考え方の流れ】
第一段階 信念(詳細は以前のブログへ)
第ニ段階 思考(詳細は以前のブログへ)
第三段階 感情(詳細は以前のブログへ)
第四段階 生理的反応(詳細は以前のブログへ)
第五段階 行動(詳細は以前のブログへ)
①【攻撃的反応】
②【被攻撃的反応】
③【アサーティブな反応】
【アサーティブなスキル紹介】
その1 アイメッセージ 『上からではなく横から目線』
その2 リフレーミング 『白か黒か』ではなく、『白から黒へのグラデーション』の立場で
その3 悩みの種の整理 『本当に悩んでいる人は、自分が何で悩んでいるかが分かっていない』(前回のブログ参照)
その4 二段構えの作戦 (プランAプランB)
その5 スモールステップ 『遥か遠くのゴールを仰ぎ見るのではなく』
以上いくつかのスキルを紹介してきましたが、いかがでしたか?
実は、私のセミナーにいつも参加される常連さんから、こんなことを言われてしまいしまた。
「確かに、みんないい方法と思います。でも、『ちょっと困った人と出会った瞬間』など、とっさで役立つ方法はないの?」という質問がありまし
た。
そうですよね。
納得しました。
そこで、ここから『とっさに役立つ方法』について一つご紹介します。
【マイナスシャワーを浴びない】
ママ友グループのなかの会話に悩むAさんからの相談がありました。
『仲良し(?)5人グループでいつも行動していましたが、そのうちのBさんがDさんのいないときに、「ねぇ、Dさんのことをどう思う?」と尋
ねてきました。こんな時、みなさんはどうされているのでしょうか?』
確かに、まずいですよね。
しかし、結構ありそうなケースですよね。
みなさんは、あなたはこんな場合、どうやって切り抜けてきましたか?
まず、このケースの難しさについて、確認しましょう。
あなたがAさんの立場として(あなたは、Dさんのことを何とも思っていない。すなわち、好きでも嫌いでもないとしておきましょう)、Bさんの
質問にどのように答えますか?
①「そうね。親切で優しくて、とてもいい人と思っているわ」と応える。
すると、おそらくBさんは「そうよね。私もそう思うわ」と応えるでしょうが、その本心は「つまらないなぁ。これから、誘うのは止めよう」と考
えるかもしれません。
ちょっと、私がダークかもしれませんが、人がいないところで、その人のことをとやかく言うこと自体、何だかなぁと思います。
②「うーん、私はちょつと苦手かも‥」と応える。
これこそが、Bさんが期待している答えと思います。そこで、「そうよね。実はこの前‥」と会話が続いていくと思います。
あなたは、Bさんのお気に入りになるかもしれませんが、その反面、あなたがいないところで、Bさんが「Aさんがあなたのことを○○と言ってい
たわ」と、Dさんに言うかもしれません。
①②のどちらを選択しても、明るい未来があるようには思えません。
こんな時は、「逃げるが勝ち」です。
何か言い訳をして、その場を離れましょう。
「ちょっとトイレへ」「あっ、今日姑さんが来るって言ってた。大変。帰るね」等、言い訳は何でもかまいません。
とにかく、その場を離れましょう。
『マイナスシャワーは浴びない』
これを、守りましょう。
さて、22回にわたって、お話してきた【コミュニケーションが苦手な人との関わりかた~感情のコントロール~】は、いかがでしたか?
お役に立ったでしょうか。
『私たちのものの考え方』の理屈や、『その対応策』を理解していただけましたか?
もしも、「これは」という考え・スキルがあれば、ぜそご活用ください。
みなさんが、周囲の方とポジティブなかかわり方をされていくことを、願っています。
さて、次回からは、【友だちはいなければいけないの?ボッチ上等】というテーマで、考えていきます。
よろしければ、またお付き合いください。
こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】を開いてい
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リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。