Online講座のお知らせ 【聴く力・話す力のスキルアップ】⑤アイメッセージ 練習偏
この連載では
第1シリーズでは、発達障害を中心とした【学級・学校に適応することが難しい子どもとの係り】について
第2シリーズでは【学力差がある集団への係り】について
第3シリーズでは【一見仲良さそうに見えるなれあい集団内部への係り】について
第4シリーズでは『教職を目指す学生が考える【理想の教師像】』について
そして現在は、シリーズの番外編として、『悩みを抱えている子どもへどのように寄り添うか』について考えています。
そして、『寄り添い方』の第一歩としての『話の聴き方』について考えてきました。
その詳細は、過去のブログを見ていただくとして‥
主催するコミュニケーションカフェのOnline版で、この内容について(聴く力に話す力も加えて)お話することをお知らせしました。
『聴く力』については、以前より、このブログで連載してきました。
そこで、『話す力』について、このところお話しています。
私の周囲でも「自分の思いを伝えることは難しい」と思っている方が多いと感じています。
みなさんは、いかがですか?
そこで、今までにこんなことを提案しました。
1 言葉は、相手へのギフトと考えましょう
①人は、自分のイメージどおりに動く
②人は「言葉」ではなく「心」を受け止める
2 アイメッセージで、話してみましょう
本当に伝えたいことは『権威を背負っての命令ではなく、相手のことを考えての思い』と考えます。
例えば、『お父さんの言うことだから、そのとおりにしろ』ではなく、『お父さんの子どもを思う気持ち』を素直に伝えましょう。
それが、【上からではなく横から目線】の、アイメッセージなのです。
アイメッセージのアイは、『私は=I』なのです、
『あなたは○○で悪い』は、『あなた=You』のユーメッセージに対しての、アイメッセージです。
このことを理解して、いよいよ練習してみましょう。
①ランチの待ち合わせをしたのに、遅れてきた友人へ
そのランチが美味しいと評判で、並ばないといけない等期待感が高いほど、「もうっ」という気持ちになりますよね。
さすがに大人になるにしたがって、「私をどれだけ待たせるの。あなたのせいで、時間が無駄になったわ」と言う人は、今はすくないか
と思いますが、次のようにチってしまうことならありそうですよね。
「せっかく並んでいたのに、後ろの人が先に入っちゃったわ。長いこと待っていたのに‥」と言ってしまうことって、ありませんか?
上の会話は、つまりこういうことですよね。
「せっかく並んでいたのに、あなたが来ることが遅かったから、後ろの人が先に入っちゃったわ。長いこと待っていたのに‥」
結果として、「あなたが遅いから」が伝えたいことになってしまいます。
あなた=Youメッセージで、会話しているわけです。
こうやって言われると、待たせた人の気持ちはどうでしょうか。
「本当に、待たせてごめんなさい。私が悪いと思います。でも、そこまで言わなくても‥謝るつもりだったけど‥」と、その後気持ちよ
くランチを食べるというよりは、お互いに心にしこりがのこりますよね。
これから先、親しくなる気がない、これっきりでも良い相手ならば、それでもかまわないと思いますが、今後も付き合いが続く相手なら
ば、気持ちよくランチを食べたいですね。
そこで、例えば次のような会話はどうでしょうか。
「良かった。私ね、心配していたんだよ。でも、無事で良かった。さあ、ランチたべよう」
相手への『怒り』も確かにあったでしょうが、『気遣う気持ち』もあったはずです。
また、相手の性格をよく知っているあなたから見て、相手はとても「申し訳ない」と思っていることは確かです。
それならば、そちらを優先して『私は心配していた』というIメッセージで話してみましょう。
少しは、モヤモヤ感があるかもしれませんが、結果として気持ちよくランチを食べることができ、初めのモヤモヤ感は少なくなると思い
ます。
いかがですか?
こんな練習をする予定です。
よろしければ、ぜひOnlineコミュニケーションカフェにご参加ください。
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイ
でスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。