自分の気持ちとの上手な付き合い方~自分を分かってもらおう~4
【自分の気持ちとの上手な付き合い方】を考えるきっかけ(5月6月7月例会の共通のテーマです)
みなさんは、「日頃は笑って済ませる、ささいな言動に妙にイラついてしまい、自分で自分の心をもて余したり」と言う体験をされたこ
とがありませんか。
時間の経過とともに、薄らいでいってくれるとよいのですが、時には、そうした思いが心の中に沈殿して、次第に心がネガティブな方向
に傾き、人によっては【孤独】や【生きづらさ】を感じることもあるものです。
そんな状況から、自由な自分を取り戻しましょう。
そして、その時に大切にしたいことは、「ネガティブな考えをしてはいけない!」と頑張りすぎるのではなく、自分のなかに
ある『ポジティブな心』とも『ネガティブな心』とも、上手に付き合っていくことです。
そのための考え・スキルについて、3回のコミュニケーションカフェで、取り組んでいきます。
今回からの第3回目7月例会では、『自分を分かってもらおう』に焦点を当てました。
さまざまなアプローチの方法があることと思いますが、
まずは、コミュニケーシスキル(聴く力・話す力)の向上について、考えてきましょう。
まずは、中学校で見かけた光景について、みなさんにも考えていただきました。
そして、【聴く力】から取り組みます。
会話は、【聴く】と【話す】の両方で成り立っていますよね。
しかし、『話すことは苦手』と言う方は多いのに、『聴くことは苦手』とはまず言いません。
なぜでしょうか?
それは、人は『話すことには特別な力が必要』だけれども、『聴くことなんて誰でもできる』と思っているのではないでしょうか?
言わば『聴く』ことを舐めているのではないでしょうか?
でも、本当に『聴く』ことって、誰でもできることですか?
まずは、その『偏見』を訂正していきましょう。
こんなフレーズをご存じですか?
1 口は 一つ 、耳は 二つ
ということは、神様は生物をつくるときに、どちらを大切だと考えられたのでしょうか?
つまり、『話すよりも聴け』と言われているのではないでしょうか?
2 良い 話し手 は、良い 聴き手
私たちが、「あの人は話が上手ね。気が付くと、あの人の話を聞いてる」という「あの人」は、周囲の話を聴くことが上手ではありませ
んか?
「あの人」にならば、私の話を聴いてほしいと思ったりしませんか?
3 会話は 双 方向
「会話はキャッチボール」とよく言いますよね。
会話は一人ではできません。
相手が必要な行動です。
そうすると、相手とよい関係が築けている方が、よい会話が成立するわけですよね。
ふーむ‥‥
このあたりがポイントになってきそうです。
次回、さらに核心に近づいていきます。
こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】
を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。