自分の気持ちとの上手な付き合い方~自分を好きになりましょう~19
【自分の気持ちとの上手な付き合い方】を考えるきっかけ(5月6月7月例会の共通のテーマです)
みなさんは、「日頃は笑って済ませる、ささいな言動に妙にイラついてしまい、自分で自分の心をもて余したり」と言う体験をされたこ
とがありませんか。
時間の経過とともに、薄らいでいってくれるとよいのですが、時には、そうした思いが心の中に沈殿して、次第に心がネガティブな方向
に傾き、人によっては【孤独】や【生きづらさ】を感じることもあるものです。
そんな状況から、自由な自分を取り戻しましょう。
そして、その時に大切にしたいことは、「ネガティブな考えをしてはいけない!」と頑張りすぎるのではなく、自分のなかに
ある『ポジティブな心』とも『ネガティブな心』とも、上手に付き合っていくことです。
そのための考え・スキルについて、3回のコミュニケーションカフェで、取り組んでいきます。
今回からの第2回目6月例会では、『自分を好きになりましょう』に焦点を当てました。
この続きが、長くなり過ぎましたので、ここでタイトルのみに割愛します。
詳しくは、以前のブログをご覧になってください。
第1部 現在の大学生の人間関係の傾向
第2部 現在の子どもたちの人間関係の傾向
第3部 子どもたちが、【ボッチ】を怖れる理由
第4部 嫌われる勇気を持ち続けられるか?
第5部 自己肯定感を取り戻して、自分を好きになりましょう
第6部 自己肯定感の基礎知識のおさらい
第7部 自己肯定感の『高い』『低い』の具体的な違い
第8部 考え方のクセの功罪(前回から続く)
女性総合職、勤務8年目の方からの相談を基に、私たちの得意な【マイナス思考】について考えました。
(前回お話した【認知と行動の一連の流れ 信念➡思考➡感情➡生理的反応➡行動➡結果】について振り返り、この流れのどこかを変え
ることで、【マイナス思考】を脱して『自己肯定感』を高めることを考えました)
女性総合職のケースで考えてみると
『私は責任感が強い』という信念(と言うよりも思い込み)➡『上司の信頼に応えるべき』という思考(考え)➡『でも、ずっと面倒をみるのは気が重いなあ』という感情(正直な気持ち)➡『出社すると頭痛が‥』という生理的反応➡『周囲と話すのもおっくうになる』というネガティブな行動➡『以前は楽しく会話していた人間関係が気まずくなる』という結果 が生じてしまうわけです。
そこで、以下のように変えてみましょう。
『私は責任感が強い』という信念(と言うよりも思い込み) ➡ 『合理的な考え方』に変える
『上司の信頼に応えるべき』という思考(考え)➡ 『思考の歪み』を直す
『でも、ずっと面倒をみるのは気が重いなあ』という感情(正直な気持ち)➡ 『感情の対処法』を試してみる
『出社すると頭痛が‥』という生理的反応 ➡ 『リラクゼーション』を試してみる
『周囲と話すのもおっくうになる』というネガティブな行動 ➡ 『アサーション』の考え方をしてみる
こうした変化を試みることで、『以前は楽しく会話していた人間関係が気まずくなる』という結果 を変えることができるのです。
それぞれの具体的な方法の詳細は、コミュニケーションカフェ5月の内容で紹介してありますので、以前のブログをご覧になってくださ
い。
次回は、このうちのアサーションについて考えます。
こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】
を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。