自分の気持ちとの上手な付き合い方~自分をそのまま受け入れましょう~コミュニケーションカフェ5月例会より⑭
考えるきっかけ
みなさんは、「日頃は笑って済ませる、ささいな言動に妙にイラついてしまい、自分で自分の心をもて余したり」と言う体験をされたこ
とがありませんか。
時間の経過とともに、薄らいでいってくれるとよいのですが、時には、そうした思いが心の中に沈殿して、次第に心がネガティブな方向
に傾き、人によっては【孤独】や【生きづらさ】を感じることもあるものです。
そんな状況から、自由な自分を取り戻しましょう。
そして、その時に大切にしたいことは、「ネガティブな考えをしてはいけない!」と頑張りすぎるのではなく、自分のなかにある『ポジ
ティブな心』とも『ネガティブな心』とも、上手に付き合っていくことです。
そのための考え・スキルについて、3回のコミュニケーションカフェで、取り組んでいきます。
まず第1回目5月例会では、『自分をそのまま受け入れましょう』に焦点を当てます。
『自分をそのまま受け入れましょう』の内容
【人は言われたとおりに育つ】ということを糸口として、私たちの認知と行動のつながりのシステム (①信念 ➡ ②思考
➡ ③感情 ➡ ④生理的反応 ➡ ⑤行動 ➡ ⑥結果)について考えています。
この流れのどこかを断ち切ることで、『イライラ』や『ゆううつ』な気持ちから、自分本来の気持ちを自由にしましょう。
前回までに、第一段階の【信念】について、第二段階の【思考】について考えてきました。(詳細は、以前のブログを参照ください)
今回からは、第三段階について考えていきましょう。
ここ ③感情 では、その時の自分の気持ちを整理する方法・仕組み・スキルについて、お話します。
①②において、事例として取り上げた『女子中学生のいじめられ感』を思い出してください。
彼女は『挨拶を返されなかったことで、イジメられている』と感じたわけですね。
その後、彼女は『いじめられていると思う➡落ち込む・腹が立つ・イライラする➡頭痛・腹痛・動悸等➡他の級友に(無視されたと彼女
が考えている)友人の悪口を言う➡その悪口が友人に伝わる➡さらに友人関係が壊れる』といった、ある意味典型的なトラブルへと進展
しました。
そこで、今回は上記の内の 落ち込む・腹が立つ に焦点を当てて、その対応策を考えてみましょう。
(ここで、説明する対応策は。アンガーマネジメントとして、活用されているものも含まれます)
① 6秒ルール
人の怒りは、概ね6秒でだいぶ落ち着いてきます。心の中でカウントしてみましょう。
ただし、ゆっくりとカウントですよ。
慌てないでください。
② 持ち物に集中
目の前にある、ボールペンやスマホをじっと見つめてください。
一つのことに意識を集中すると、他の事(この場合は、イライラなど)が一時意識から離れます。
どんなものでも結構です。
取り組んでみてください。
次回は、また違う視点からお話します。
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。