GW明けに不安定な子どもとどのように関わるかー第13回学級経営学習会より②
長い休みの後(今回のGWなど)、心身ともに【トラブル】【ストレス】を抱えてしまっている子どもたちを見かけたことが結構ありま
した。
教員が、そんな子どもとどのように関わっていくかについて、考えてみたいと思います。
そこで、第13回 学級経営学習会のテーマを『GW明けに不安定な子どもとどのように関わるか』と設定しました。
第1ステップ 話すきっかけづくり
第2ステップ 話を聴く
第3ステップ 対応策を一緒に考える
との流れで、考えて練習していきます。
第1ステップ 話すきっかけづくり のポイントは
気になる・配慮を要する子どもたちと、どのように話すきっかけを持てるかということに尽きます。
まず一般的に、子どもたちは教員が「何かあったの?」と尋ねたときに、「べつに」とか「何もないです」「大丈夫です」等と応えると
思います。
なぜならば、面倒くさいからです。かったるいからです。
何か話し始めたら、「きっといっぱい訊いてくるに違いない」と思っているからです。
そして、もう一つ。
もっと大きな事柄ですが、「今まで、先生を信用して話しても、何も変わらなかった」ということです。
ですから、子どもたちの頭の中には、教師への信頼感が築かれていないかもしれません。
そうだとしたら、なおさら『どのようにして話し合えるか』が、超えるべき最初のハードルということを、理解いただけると思います。
さらに付け加えるならば、「あなただけができていない」とか、「みんなはきちんとやっているよ」等といった言葉は、NGです。
そこには、「あなたのことが心配」と口では言いながらも、実際には『クラス内の秩序を保つ』ことに重きを置いている教師の真意が見
えてしまっているからです。
子どもたちは、そうしたことにはきわめて敏感です。
『学級・学校に適応できていない生徒のことを真剣に考えているか否か』という教師の本気度が、問われているのではないでしょうか。
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。