子育て支援ワンコインセミナー 【子どもの心が分からない~思春期のトリセツ~】解説編⑳学習性無力感
1日から、現在開催しているコミュニケーションカフェ3月例会について、説明しています。
その内容として
1 【思春期の特徴】について、2回にわたってお話してきました。(以前のブログ参照)
2 このセミナーの中心として、二つの柱を考えてみました。
① 子ども話の聴き方
② 子どもの意欲の高め方
3 【子どもの話の聴き方】については5回にわたって、お話してきました。(以前のブログ参照)
4 【子どもの意欲の高め方】についても、お話してきました。
5 3月16日の【セミナーリアル版の報告】
6 3月20日の【セミナーリアル版の報告】
7 3月21日の【セミナーOnline版の報告】
8 【学習性無力感】について
事例① 学校での『できる』➡『やる』の事例
小さな頃から「何をやらせても長続きしない子」と、周囲から言われてきたAくんのケース(詳細は、前回のブログ参照)
【人は言われたとおりになる】と言いますが、A君自身も「僕は、どうせ長続きしない」と、さまざまな場面であきらめモードになって
いました。
ですから、担任の先生から「教室後ろの掲示板を任せる。みんなが、掲示物を見やすいようにしてくれないかな」と言われたときには、
正直「面倒くさいなあ」と思ったものの、「まぁ、毎日貼るプリントがあるわけじゃないし、まっいいか」と軽い気持ちで引き受けたよ
うです。
ですが、実際にやり始めると、生来の『几帳面さ』や『こだわり』が幸いして、貼られているプリントの歪みなどが気になり、結構頑張
ってきれいに貼りなおしたりもしていました。
しばらく経ったところで、先生から「Aくんのおかけで、お知らせが伝わりやすくなって、助かっているんだよ」と、みんなの前で言わ
れた。
[えっ、こんなことで褒められて、照れくさいなあ]と思ったけど、正直うれしかった。
クラスの仲間からも「お前が、こんなにきちんとやるなんて、うっそーって感じ」と、褒められたのか、からかわれたのか分からなかっ
たけれども、笑顔で言われてうれしかった。
「もしかして、俺っていいとこある?」とも思った。
「1回だけかな?」と思っていたら、昨日の帰りの会でも、先生が褒めてくれた。
なんだか、もうちゃんとやるとしかないかなと思えてきた、
でも、プレッシャーとかストレスって感じじゃない。
「まぁ、みんなのためにやるか」って感じ。
結構、僕っていいやつじゃん。
みなさんは、どのように思われますか?
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。