子育て支援ワンコインセミナー 【子どもの心が分からない~思春期のトリセツ~】解説編⑨子どもの話の聴き方 続続続続続
1日から、3月中旬から下旬に開催するコミュニケーションカフェ3月例会について、説明しています。
まずは【思春期の特徴】について考えました。(以前のブログ参照)
1 身体の急激な変化
2 心の急激な変化
3 他者との関係性の変化
次に、このセミナーの中心として、二つの柱を考えてみました。
1 子ども話の聴き方
2 子どもの意欲の高め方
一つ目の柱である【子どもの話の聴き方】について、ある事例での『心の中にザラッとした感じ』を切り口として、考えてみました。詳
しくは、今月開催する(詳細は下記の案内をご覧ください)セミナーで、参加者のみなさんと話し合っていきます。
上記のセミナーの中では、【約束する】場面での、相手の話を聴けないケースについて、具体的に考えていきます。
それは、整理してみると、以下の場合と考えます。
1 自分の心に余裕がないから、相手に関心を向けられない。
2 相手の持つ力や可能性に信頼がないから、指示やアドバイスが多くなる。
3 自分にOKと言えないから、相手にもOKと言えない。
これまでに、『1』と『2』のケースについて考えてきました。(前号までのブログを参照してください)
今回は、『3』のケースについて考えてみましょう。
次の事例について、考えてみてください。
『友人の結婚式に招待されたAさんは、この機会にダイエットをしようと思い立ち、(週日はスイーツを食べない。でも、この約束が守られていたら、週末には食べてもOK)というルールを作りました。しかし、週日に友人に誘われて、ディナーへ出かけて最後のデザートまで、しっかり食べてしまいました。そこでAさんは、すっかり落ち込んでしまい、(私はやっばり何をやってもダメだわ。こんなことでさえ、守れないのだから)と、しょげてしまいました。』
みなさんは、この事例をどのように思われますか?
ここから浮かび上がってくるのは、Aさんの【自己肯定感】の低さではないでしょうか。
Aさんは、そんなに落ち込むようなことをしたのでしょうか。
単に、スイーツを食べてしまっただけですよね。
百歩譲って、Aさんにとっては確かに大切なことだと認めても、Aさんが反省すべきは『自分で決めたスイーツを食べないという約束を
破ったこと』であって、『私って何をやってもダメだ』ではないはずです。
仮に、自己肯定感の高いBさんならば、『あーあ、食べちゃった。でも仕方ないわ。今週末は、スイーツを我慢しなくっちゃ』となると
思います。それで、何も支障がありませんよね。
【自己肯定感】の低いAさんは、上記のように自分に自信がないので、ささいなことでも自分を追い詰めてしまいがちです。
そんなAさんは、同じようにささいなことでも、相手を責めてしまいがちです。
みなさんの周囲にも、そんな方はいらっしゃいませんか?
みなさんは、そんな方を『困った人』と思うかもしれませんが、その方はおそらく『困っている人』ではないかと考えます。
ストライクゾーンのとても狭い方ではないかと考えます。
または、生きることの苦しい方と言えるかもしれません。
そんな事例から、【自己肯定感】についても、少し触れてみたいと考えています。
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをごらんください