GWは、身の上相談週間②自尊感情-2
【事例2 大学2年生 20才の場合】
そうなんだ。そんなことがあったんだね。
あなたは、いつも明るい笑顔で挨拶してくれるので、そんなことで悩んでいるとは全く思っていませんでした。
あなたの悩みにうまく答えられるかどうかは分からないけれども、私ならばんこなふうに考えるという一つの例として、とらえてくださ
い。
まず、『いつも遅刻する相手に対して、意見を言った』こと。
これは何も間違っていないと思います。
大体いつも『遅れてくる』ということは、かなりあなたに甘えているなあと思います。
もしも、ゼミの先生とかとの待ち合わせだったら遅れないだろうし、そこまで飛躍しなくても『ちょっと意地悪で、よく悪口を言う人』
だったら、きっと遅刻しないと思います。
そうすると、あなたは彼女から甘えられている分好かれているとも思えるし、その逆に『なめられている』とも考えられるね。
どちらにしても、『あなたならば、遅刻したっていいやあ』と思われていることは確か。
ここで、【まあ、待たされるのは嫌だけど、あの人悪い人じゃないし…今のままでいいか】と考えるか、【やっばり今のままは嫌だな。
なんだか利用されている気がするし。ちょっと、友人関係を考えなおそう】ととらえるかは、あなたが決めることです。
私が気になったことは、あなたと彼女のことよりも、周囲の反応です。
あなたが主張していることは、何も間違っていない。
ところが、周囲の友人たちはつまり『どうして、そんなことで波風立てるの?みんなが何となく仲良くやっていければいいじゃん』と考
えているわけです。
こういうことを言う人たちって、本当に友人?
ただ群れているだけではないの?
例えば、小中学校時代の『トイレへ一緒に行く関係』レベルの友人ではないのかなあ。
きっと、これからあなたが就職や恋愛で悩んだりしたときに、力になってくれる人たちではないと思うのね。
彼女との関係と同じように、友人関係もこの際ちょっと見直してみたらどうかな?
ほら、ネットで「いいね」ってたくさんついても、実際にはあまり力になってもらえなくない?
それと同じくらいの関係を、リアルな人間関係でつくる必要があるのかなあと、思いました。
もちろん、全てはあなたが決めることです。
あなたが、納得できる結論を考えてみてね。
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。