GWは、身の上相談週間③ネットの『友人関係』、リアルの『友人関係』-1

このところ、ご縁があって、さまざまな方から相談を受けています。

もちろん個人情報をお知らせするわけにはいきませんが、今の状況で感じる【生きにくさ】は、多くの方に共通するものではないかと考

えています。

そこで、今月5月は【悩み紹介】⇒【私ならば、こんなふうに考えます】⇒【知っておきたい知識・スキル】という流れで、いくつかの

事例についてお話しています。

皆さんに、少しでもお役に立てれば幸いです。

 

【事例3 不登校中学3年生 15才の場合】

彼女は、中学1年の2学期から休みが目立ち始め、不登校となり3年生となりました。

2年生の3学期から、スクールカウンセラーの私が相談を担当することとなりました。

彼女としては、来年度卒業後の進路を考え始め、週に1回の相談に登校するようになりました。

初めは、祖父母に送迎してもらい、そのうち一人でも登校(相談室のみですが)するようになりました。

饒舌ではないですが、自分の好きな話題になると、熱心に話すことができます。

その彼女がハマっているのが、SNSのチームでゲームをすることでした。

正確には、チームと言わずに『ギルド』と言うようです。

他のメンバーは、ほとんどが大人であり、彼女も高校生と思われているようです。

彼女にとっては、とても心落ち着く居場所のようであり、ゲームのことが分からない私に、根気よく説明してくれました。

その彼女から、相談がありました。

それは、『OFF会をやろうという話になってきた。行ってみたい気もあるけれど、でも怖いし…どうすればいいと思う?』

この相談に、私としては驚きました。

少し前の彼女ならば、「そうした場所には、私は行かない」と言い切り、選択に悩む姿はありませんでした。

「行きたい気もするけど…」等という話をしたこと自体に、大変驚きました。

その悩む姿に、彼女の中の社会性の成長を感じ、うれしかったです。

それだけに、今回の相談には、しっかり答えたいと考えました。

 

 

ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケー

ションカフェ】を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。