ソーシャルスキルトレーニング ⑧コミュニケーションカフェ3月例会を終えて5
「ソーシャルスキル(SST)について知りたい」「ソーシャルスキル(SST)について学びたい」という意見をいただきました。
そこで、いくつかのSSTについての紹介をしています。
このところ【アサーション】について、お話ししてきました。
今までの取り組みから、【ソーシャルスキル】【アサーション】について、興味関心をもたれたら、紹介しているコミュニケーションカ
フェで実際に取り組んでみませんか。
今日は、【ソーシャルスキル】に取り組むきっかけとなった【自己肯定感】に関わる、大切なことがらについて考えます。
【自己肯定感】の大切さについては、どなたもご存じと思います。
しかし、誰もが大切と思っているだけに、解決しなければならない問題も発生します。
昨年から今年にかけて、コロナ禍の影響で自殺者が増えていると報道されています。
ご存じのように、日本は世界の中で、とても自殺者の多い国です。
昔からそうでしたが、実はこのところ減少傾向になっていました。
しかし、他の年齢層では減少しているものの、未成年においては交通事故・病気等を押さえて、死因の1位のままです。
昨年4月~11月の統計では329人(前年同月比73人の増)となっています。
先日も、私の住んでいる市で、中学生の自死がありました。
こういう悲しい出来事に遭遇すると、私たちは「死ねなんて、そんなに辛いことがあったのならば、何か言ってくれればよかったの
に‥」と思います。
どうして、彼らは死を選ぶのでしょうか。なぜ救いを求めないのでしょうか。または言えないのでしょうか。
それは、「いじめ」であろうと「家庭内の問題」であろうと、【周囲から自分の価値が認められない】ということは、彼らにとって『死
ぬ』よりもつらいことだからです。
例えば、こんなケースもあります。
小学校高学年から中学校の女子生徒は、よくチャムという閉鎖的な小グループを築きます。
そのグループの中で、交友関係でトラブルが生じることもよくあります。
しかし、大半のケースでは、内部は問題を抱えていようとも、外見上は仲良しグループの体裁をとる傾向にあります。
それは、もしグループから出てしまうと、独りぼっちになってしまうからです。
彼らは、【ぼっち】になることを、とても嫌がります。恐れています。
それは、周囲から「あの子、ぼっちだね」と見られるからです。
そこで、以前にお話したように『ぼっちになるなら、奴隷でいいの』という悲しい選択をするわけです。
この話題については、さらに考えてみたいと思います。
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。