ちょっと【アンガーマネジメント】 コミュニケーションカフェからの抜粋2-④
コロナ禍の状況で、この頃社会全体に【不寛容】な怒りが満ちているように感じます。
そこで、『ちょっとコミュニケーションカフェから』シリーズの第二弾として、【アンガーマネジメント】について考えています。
全体の流れとしては、『怒りとは何?』➡『どうして怒りに振り回されるの?』➡『怒りを爆発させても辛いし、がまんしても辛い
し‥』➡『怒りにふりまわされないための方法って?』➡『アンガーマネジメント』と考えています。
Ⅰ【怒り】って、どんなイメージがありますか?(以前のブログ①をご覧ください)
Ⅱ【怒り】を我慢すると、どうなるの?
1【自分への攻撃】の場合(以前のブログ②をご覧ください)
2【周囲への攻撃】の場合(以前のブログ③をご覧ください)
このように、【怒り】を我慢するのはとても辛いことです。
だからと言って、【怒り】を気持ちのまま爆発させたら後で深い後悔をするかもと、【自己肯定感】のところでお話したばかりです。
【怒り】は、対応するのになかなか手ごわい感情のようです。
そこで、【怒りの対応】について考えます。
Ⅲ【怒り】には、どうすればいいの?
1【思考ー行動のしくみ】について考えよう
【怒り】の対応について考える前に、(回り道のように感じられるかもしれませんが)私たちが物事を『考えるー行動する』といった一
連のしくみについて、一緒に学びましょう。
ここでは、以下のような【思考ー行動のしくみ】の考え方を基にお話します。
①信念(思い込み) 私たちは、生きてきた体験を通して『こうあるべき』という多くの【信念・思い込み】をもっています。
客観的に『正しい・正しくない』は問題ではありません。最も、本人は『正しい』と信じています。
②思考(考え) 私たちは、周囲の状況からさまざまな考えをもちます。
周囲の状況を自分の【信念】で判断しています。
③感情(思い) 周囲の状況で、自分がどのように扱われているかを感じます。
正しいと信じている自分の【思考】と状況とのギャップから生じます。
④生理的反応 自分の気持ちが、身体のさまざまなところに【症状】として現れます。
『ドキドキする』『おなかが痛くなる』など身体症状として表出します。
⑤行動 表出した【症状】がきっかけとなり、人はさまざまな言動をします。
『ムカついたから、ドアをパタンと閉めた』は分かりやすい例です。
⑦結果 一連の【思考ー行動】の後で、生じる現象です。
この【結果】が、周囲との関係性に影響します。
という一連の流れを、ご理解いただけましたか?
この流れを基に、明日『具体的な怒りのしくみ』を取り上げ、【怒りへの対応】について考えていきましょう。
ハッピーのように悩んでいるあなたのお手伝いをさせてください。
よろしければ、お話を聞かせてください。
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