生徒・子どもの心とどう向き合うか2 ハッピー物語73【番外編】より

昨日お話したように、多くの教師とりわけ【熱意】ある教師が、【生徒の心とどう向き合うか】ということに、大きな心理的負担を感じ

ているという現実があります。

一方、現在大学の教職課程で教えている学生たちは、「子どもたちと一緒に勉強したい」「得意な野球を生かして、部活動の顧問をした

い」と、口々に【教師への夢】を語ってくれます。

彼らに限らず、現職の多くの教師も【生徒・子どもとの関わり】を希望して、教師を志したのではないでしょうか。

それにも関わらず、【生徒の心とどう向き合うか】大きな課題となっているのはなぜでしょうか。

Ⅰ 【生徒の心とどう向き合うか】にはマニュアルがない

はるか昔、私自身が新米の教師だった頃は、日本中の中学校に『校内暴力』の嵐が吹いていました。

私の初任校もそのうちの一つであり、毎日問題行動を起こす生徒たちとの闘いの日々であったーということは、以前お話した通りです。

『校内での喫煙』『シンナー』『授業妨害』等、一つ一つのトラブルを処理していると、あっという間に夕方になっていました。

校内の各地で、いわば『同時多発テロ』のように問題が発生するときには、人手が足りません。

そこで、新米であろうとも、先輩教員を頼らずに、問題解決の中心となって対応しなければならなくなってきます。

そのために、『問題行動対応の基本マニュアル』といったものがありました。

例えば、『校内で生徒の喫煙を発見したら…』という、一連の生徒指導のルーティーンが決められていました。

もちろん、あくまでも基本の流れであるので、すべてがその通りになるわけではありませんが、力量不足経験不足の新米教師にとって

は、有難かったことを覚えています。

しかし、そんな昔でも対応に困った『問題』はありました。

それは、個々の生徒が抱えていながらも、口には出さない悩みです。

その悩みについては、明日へ…

 

ハッピーのように悩んでいるあなたのお手伝いをさせてください。

よろしければ、お話を聞かせてください。

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