GWは、身の上相談週間④自己受容3

【事例4 ママ友との関係づくり 40才の場合】

今回は、【自己受容】について考えていきたいと思います。

自己受容とは、『自分をありのままに受け入れる』ということです。

人は、私もあなたも『すぐれたところ・すぐれた面』もあれば、『情けないところ・情けない面』もあります。

もちろん、『だめなところいっぱいあるけど、どうでもいいや』ではなく、そんな自分の『情けないところ・情けない面』も受け止めて

いきましょうということです。

私たちは、ポジティブな部分もネガティブな部分も含めて、私たち自身なのです。

以前、「嫌われる勇気」という本がベストセラーになったことを覚えていますか?

この本の著者は、アドラーという心理学者ですが、彼が言っていることの一つに【私自身にOKと言おう】があります。

これは、すなわち【自己肯定感】の土台となる言葉です。

『自分にOKと言えない人は、他の人にもOKと言えない』からです。

今回ママ友との関係で悩んでいる彼女は、現在自分にOKとはとても言えない状態のように思います。

まず、そんな不安な揺れ動いている自分自身を、「ウーン、これが今の私。仕方ないわね」と受け止めることが必要と考えます。

その上で、『自分にとって大切なことは何か?』と冷静に考えてみてはどうでしょうか。

そうすると、『ママ友リーダー』が実際以上に、彼女の中で巨大化していることに気づくのではないでしょうか。

『ママ友リーダー』を彼女自身が、モンスター化してしまっているのではないでしょうか。

彼女には、『ママ友リーダー』が存在する世界以外にも、所属している世界があることに気づいてほしいのです。

それに気づけたら、『自分がいないところで悪口を言われ』たことが、どれだけの意味があるでしょうか。

子どもが卒業したら、なくなる関係です。

こうやって、複眼で自分の世界見てみると、【他の人の価値観】で生きていることの虚しさにも、気づくことができると考えます。

そうなってくると、『ママ友リーダー』との物理的・心理的な距離の取り方を考えていけばよいのではないでしょうか。

まず、『ママ友リーダー』に悩む自分を、『これも私』と受け止めましょう。

その上で、【本当にこの人は大切?】と、自分の心に問うてみてください。

意外に、あっさりと『どうでもいい人。でも、うっとうしいから、上手に距離をとっ付き合っていこう』と、考えが決まるのではないか

と思います。

「えっ、そんなの。卑怯ではないですか?」と思いますか?

いいえ、それで十分と思います。

もっとほかの大切なこと、楽しいことに心もエネルギーも使いましょう。

 

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