GWは、身の上相談週間①自己有用感
このところ、ご縁があって、さまざまな方から相談を受けています。
もちろん個人情報をお知らせするわけにはいきませんが、今の状況で感じる【生きにくさ】は、多くの方に共通するものではないかと考
えています。
そこで、【悩み紹介】⇒【私ならば、こんなふうに考えます】⇒【知っておきたい知識・スキル】という流れで、いくつかの事例につい
てお話していきます。
皆さんに、少しでもお役に立てれば幸いです。
【事例1 病院内で勤務部局が変わった女性看護師 32才の場合】
彼女は、小中学生のころから「看護師になりたい」と願い、それに適した進路にもすすみ、中堅病院の看護師として働いています。
笑顔が絶えず、よく気が回るので同僚はもとより、患者さんたちからも可愛がられたり、頼りにされたりもしてきました。
今までに働いていたところでは、多少時間はかかろうとも、大半の患者さんが「ありがとう。お世話になりました」と明るく退院してい
くので、彼女自身とてもやりがいを感じていました。
ところが、コロナ禍という状況で、病院内で人事異動がありました。
今回、彼女が配属されたところは、直接コロナと接するわけではありませんが、手を尽くした甲斐もなく、亡くなる患者さんもいらっし
ゃるところです。
おまけに、先日コロナのワクチンを接種したところ、かなり激しい副反応が現れ、彼女にしては珍しく職場を休むことになりました。
「私が休んだために、○○さんたちに迷惑をかけてしまった」と、彼女としては追い詰められ感を感じています。
先週、会ったときには「やめたいと思う時もある」と、聞きました。
彼女の口から『やめたい』という言葉は、初めて聞きました。
せっかくの前途ある看護師が傷ついてやめるというのは、医療現場に大きな損失でしょうし、彼女自身が将来後悔することにつながると
思えてなりません。
さあ、彼女が生き生きと働くためには、どのような言葉かけをすると良いのでしょうか。
みなさんならば、どのようにされますか?