自分の気持ちとの上手な付き合い方~自分を分かってもらおう~11

【自分の気持ちとの上手な付き合い方】を考えるきっかけ(5月6月7月例会の共通のテーマです)

みなさんは、「日頃は笑って済ませる、ささいな言動に妙にイラついてしまい、自分で自分の心をもて余したり」と言う体験をされたこ

とがありませんか。

時間の経過とともに、薄らいでいってくれるとよいのですが、時には、そうした思いが心の中に沈殿して、次第に心がネガティブな方向

に傾き、人によっては【孤独】や【生きづらさ】を感じることもあるものです。

そんな状況から、自由な自分を取り戻しましょう。

そして、その時に大切にしたいことは、「ネガティブな考えをしてはいけない!」と頑張りすぎるのではなく、自分のなかに

ある『ポジティブな心』とも『ネガティブな心』とも、上手に付き合っていくことです。

そのための考え・スキルについて、3回のコミュニケーションカフェで、取り組んでいきます。

今回からの第3回目7月例会では、『自分を分かってもらおう』に焦点を当てました。

 

コミュニケーシスキル(聴く力・話す力)の向上から、考え始めました。

今までに取り組んだこと【あなたは、良い聴き手ですか?】チェック(以前のブログに詳細が乗っていますので、お試しください

① 言葉の応答に限らず、身体全体・心も合わせて、話を聴けているか?

② 相手の話を取ってしまわないか?

③ 相手と、話の波長合わせをする 

 

そして、みなさんがご存じの【傾聴】について、現在取り組んでいます。

第一【話を聴くかまえをつくる】

第ニ声の大きさ・トーン・話す速さを相手に合わせる】(前回までのブログ参照)

第三相手の言葉を待つ 「何を言わないか」「自分の言葉で語る」が大切】(前回までのブログ参照)

第四わかったつもりにならない  評価しない】

みなさんが、「ねぇ、私の話をきいて」と友人に相談する時に、どんなことを期待されていますか?

相手の方が、『魔法の杖』を持っていて、「私の悩みを解決してくれるわ」と思って、相談されますか?

違いますよね。

おそらく、「悩みの解決よりも、今の私の気持ちを共有してほしい」といった気持ちではないでしょうか。

同様に、みなさんが悩みの相談をされる時って、相手の方も、子どもたちもそうした気持ちではないかと思います。

そのときに、どのような気持ち・姿勢・態度できくとよいでしょうか。

まず、【わかる】ですが、どのような漢字が当てはまるでしょうか?

『分かる』ですか?『判る』ですか?『解る』ですか?

ちょっと考えてみてください。

 

『判る』は、『審判』『判断』『判定』の【わかる】です。

相手の方の悩みを、「大丈夫よ。あなたの悩みは大したことないわ。すぐに解決するわ」と、評価することです。

『解る』は、『理解』『解決』『解剖』の【わかる】です。

相手の方の悩みを、「うーん、あなたの悩みは先週金曜日のランチ会の○○さんの発言が問題ね」と、その理由を探ることです。

どちらも、違う感じがしませんか?

 

「私の悩みをわかって」は、「私の悩みを分かち合って」ではないでしょうか。

「私の悩みを評価しないで」「私の悩みの原因を想像したりしないで」、「私の悩みを分かち合って」と考えます。

すなわち、『わかる』は『分かる』と考えます。

ここに、誰かの相談にのり、悩みを聴くことの大きな意味があるのではないでしょうか。

ぜひとも、相手の方の悩みを、【分かち合って】ください。

 

 

こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】

を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。