自分の気持ちとの上手な付き合い方~自分を分かってもらおう~7

【自分の気持ちとの上手な付き合い方】を考えるきっかけ(5月6月7月例会の共通のテーマです)

みなさんは、「日頃は笑って済ませる、ささいな言動に妙にイラついてしまい、自分で自分の心をもて余したり」と言う体験をされたこ

とがありませんか。

時間の経過とともに、薄らいでいってくれるとよいのですが、時には、そうした思いが心の中に沈殿して、次第に心がネガティブな方向

に傾き、人によっては【孤独】や【生きづらさ】を感じることもあるものです。

そんな状況から、自由な自分を取り戻しましょう。

そして、その時に大切にしたいことは、「ネガティブな考えをしてはいけない!」と頑張りすぎるのではなく、自分のなかに

ある『ポジティブな心』とも『ネガティブな心』とも、上手に付き合っていくことです。

そのための考え・スキルについて、3回のコミュニケーションカフェで、取り組んでいきます。

今回からの第3回目7月例会では、『自分を分かってもらおう』に焦点を当てました。

 

初めに、コミュニケーシスキル(聴く力・話す力)の向上について、考えていきます。

(ここまでの流れは、過去のブログをご参照ください)

最初に【聴く力】の【あなたは、良い聴き手ですか?】チェックを振り返ってみましょう。

① 言葉の応答に限らず、身体全体・心も合わせて、話を聴けているか?(前回のブログ参照)

② 相手の話を取ってしまわないか?

この項目については、私自身もそうですが、多くの学生さんが「私のことだ」と、共感の声が多くあがっていました。

例えば、こうしたことです。

ママ友さんたち5人組がいました。

A「ねぇねぇ、私の家の近くにおいしいパン屋さんができたの、知ってる?」

他「えっ、どこ?」

A「○○町の、△△スーパーの近くよ」

他「どんなパンが美味しいの?」

A「大体おいしいけど、私のお薦めはクロワッサンかな」

他「お店の名前は?」

A「あのね‥‥いやだぁ。さっきまで覚えていたのに、ど忘れしちゃったみたい」

他「何だろう?誰か知ってる?」

B「Aさんの家の近くってことは‥もしかしてフォション?」

A「そうそう。フォションよ。Bさん、ありがとう」

B「よかった。私も‥」

ここで、ストップ!

Bさんは、この後どうするのが良いでしょうか?

考えてみてください。

 

ここで

B「よかった。私もあそこのパン、大好き。Aさんは、クロワッサンがいいの?」

A「そうなのよ。カロリー高そうだけど‥‥」

と会話が続いていけば、何も問題はありません。

この話は、Aさんの話となります。

 

しかし、こうなったらどうでしょうか。

B「私もフォションのパンが好きだわ。とりわけ、◇◇はおいしいわ。この前もね‥」

となったら、この話はBさんの話になってしまいます。

Aさんにしたら、心穏やかではありません。

これを、『相手の話をとる』と言います。

いかがですか?どなたでも、一度や二度はこうした経験があるのではないでしょうか?

 

円満に、実り多い話となるために、自分の会話の様子を振り返ってみましょう。

次回は、③相手と、話の波長合わせをする について、考えてみましょう。

 

こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】

を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。