自分の気持ちとの上手な付き合い方~自分を分かってもらう~1
【自分の気持ちとの上手な付き合い方】を考えるきっかけ(5月6月7月例会の共通のテーマです)
みなさんは、「日頃は笑って済ませる、ささいな言動に妙にイラついてしまい、自分で自分の心をもて余したり」と言う体験をされたこ
とがありませんか。
時間の経過とともに、薄らいでいってくれるとよいのですが、時には、そうした思いが心の中に沈殿して、次第に心がネガティブな方向
に傾き、人によっては【孤独】や【生きづらさ】を感じることもあるものです。
そんな状況から、自由な自分を取り戻しましょう。
そして、その時に大切にしたいことは、「ネガティブな考えをしてはいけない!」と頑張りすぎるのではなく、自分のなかに
ある『ポジティブな心』とも『ネガティブな心』とも、上手に付き合っていくことです。
そのための考え・スキルについて、3回のコミュニケーションカフェで、取り組んでいきます。
今回からの第3回目7月例会では、『自分を分かってもらおう』に焦点を当てました。
さて、みなさんは「えっー、そんなつもりじゃなかったのに‥」と、自分の言動が誤解されて、辛い立場になったことってありません
か?
おそらく、どなたも1回や2回は、そんな体験があると思います。
本当に、『自分を分かってもらう』ことは、難しいと思います。
なぜだと思われますか?
それは、『人は自分が見たいものだけを見て、聞きたいことだけを聞いているから』ではないでしょうか。
先日、生涯学習センター主催の女性セミナーでお話をしましたが、その際にちょっとした実験をしました。
私は、講師席に座っているわけですが、そのときに私の前に設置してあるコンピューターの近くに、いろいろなグッズを置いておきまし
た。
例えば、スマホ、ハンカチ、メガネケース、ペンケースなどです。
ほとんどが青色だったのですが(わざとそうしました)、スマホだけは赤色でした。
みなさんに、「本当に私は整理能力がないので、こんなにものが乱雑においてありますが、何だかみんな青色していますよね。ペンケー
スは青色、ハンカチも青色‥」と紹介して、しばらく他の話をした後、グッズがおいてある場所を隠して「ところで、みなさん。赤いも
のって何がありましたか?」と尋ねたところ、16人の参加者のどなたも答えられませんでした。
私たちの目って、私たちの注意力ってそんなものだと思います。
そんな中でも、何とか自分のことを周囲の人たちに分かってもらいたいですよね。
では、そのためにどんなことをすれば、良いでしょうか?
そのために、今から一緒に考えていきましょう。
こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】
を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。