自分の気持ちとの上手な付き合い方～自分をそのまま受け入れましょう～最終（２５）

考えるきっかけ（５月６月７月例会の共通のテーマです）

みなさんは、「日頃は笑って済ませる、ささいな言動に妙にイラついてしまい、自分で自分の心をもて余したり」と言う体験をされたこ

とがありませんか。

時間の経過とともに、薄らいでいってくれるとよいのですが、時には、そうした思いが心の中に沈殿して、次第に心がネガティブな方向

に傾き、人によっては【孤独】や【生きづらさ】を感じることもあるものです。

そんな状況から、自由な自分を取り戻しましょう。

そして、その時に大切にしたいことは、「ネガティブな考えをしてはいけない！」と頑張りすぎるのではなく、自分のなかに

ある『ポジティブな心』とも『ネガティブな心』とも、上手に付き合っていくことです。

そのための考え・スキルについて、３回のコミュニケーションカフェで、取り組んでいきます。

まず第１回目５月例会では、『自分をそのまま受け入れましょう』に焦点を当てました。

 

『自分をそのまま受け入れましょう』の内容

【人は言われたとおりに育つ】ということを糸口として、私たちの認知と行動のつながりのシステム　（①信念　➡　②思考　

➡　③感情　➡　④生理的反応　➡　⑤行動　➡　⑥結果）について考えています。

この流れのどこかを断ち切ることで、『イライラ』や『ゆううつ』な気持ちから、自分本来の気持ちを自由にしましょう。

これまでに、第一段階の【信念】、第二段階の【思考】、第三段階の【感情】、第四段階の【生理的反応】、第五段階行動【アサーショ

ン】の具体的なスキルについて考えてきました。

 

いかがでしたか？

一見「面倒だなぁ」と思われた各段階ごとのステップも、その中身のスキルは意外に身近に感じられたのではないでしょうか。

今回のまとめです。

【自分をそのまま受け入れよう】

①考え方のこだわりは、悪いことではない。

②しかし、自分を苦しめるならば考え直す。

③思考ー行動の流れを見直して、ありのままの自分を受け入れよう。

みなさんが、こうした考え方を生かして、『息がしやすい生き方』をされることを、願っています。

 

では、最後に今から役立つ『アサーションスキル』を一つ、私からプレゼント。

【鏡に向かってポジティブな言葉を】です。

朝、学校へ職場へ出かけられるときに、鏡の中の自分に向かって「今日の私はイケてる」と言いましょう。

ここでのポイントは『鏡の中の自分の目を見て言う』『口に出して言う』の２点です。

「えっー、そんなの恥ずかしい」「そんなことで、うまくいくの？」と思われている方には、自信をもって「はい」とお答えします。

『鏡の中の自分』に話しかけることで、私たちは自分の声を耳から聞きます。

すると、脳が大きな誤解をして、『誰か権威のある偉い人が「あなたはイケてますよ」と言ってくれた』と思うのです。

さぁ、照れずにやってみてください。

素晴らしい１日が始まりますよ。

 

次回からは、第２部『自分を好きになろう』を始めます。

また、よろしくお付き合いください。

 

 

ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー

ションカフェ】を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このＨＰのトピックスをご覧ください。