自分の気持ちとの上手な付き合い方~自分をそのまま受け入れましょう~コミュニケーションカフェ5月例会より⑥
考えるきっかけ
みなさんは、「日頃は笑って済ませる、ささいな言動に妙にイラついてしまい、自分で自分の心をもて余したり」と言う体験をされたこ
とがありませんか。
時間の経過とともに、薄らいでいってくれるとよいのですが、時には、そうした思いが心の中に沈殿して、次第に心がネガティブな方向
に傾き、人によっては【孤独】や【生きづらさ】を感じることもあるものです。
そんな状況から、自由な自分を取り戻しましょう。
そして、その時に大切にしたいことは、「ネガティブな考えをしてはいけない!」と頑張りすぎるのではなく、自分のなかにある『ポジ
ティブな心』とも『ネガティブな心』とも、上手に付き合っていくことです。
そのための考え・スキルについて、3回のコミュニケーションカフェで、取り組んでいきます。
まず第1回目5月例会では、『自分をそのまま受け入れましょう』に焦点を当てます。
今回の内容
これまで、【人は言われたとおりに育つ】ということについて、考えてきました。
そして、【人は言われたとおりに育つ】のは、言われ続けることで、自分の中に『私は○○に違いない』という【思い込み】が出来上
がってしまうからではないかと、その理由を推察しました。
そこで、この【思い込み】について、今回考えます。
その前に、私たちの認知と行動のつながりのシステムについて考えてみましょう。
私たちは、以下の流れによって、物事を考えたり、その結果行動したりと考えます。
①信念(思い込みとも言えます)
中学生の事例から『みんなと仲良くしなければならない』
②思考(考えとも言えます)
中学生の事例から『挨拶したのに無視された』
③感情(その時の気持ちの動き)
中学生の事例から『私は嫌われているに違いない』
④生理的反応(その時の体調の変化)
中学生の事例から『イライラしてきた』
⑤行動(その結果、どのような行動をするか)
中学生の事例から『無視された(と思っている)相手の悪口を言う』
⑥結果(その結果、周囲との関係性がどのように変わるか)
中学生の事例から『周囲の無関係な級友からも、不信感を持たれてしまう』
この残念な認知と行動のつながりを、どこかで断ち切りたいと考えます。
そのための方策は?
次回、考えましょう。
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。