未来の教員を目指す学生と関わって3部③

この連載の第1シリーズとして、発達障害を中心とした【学級・学校に適応することが難しい子どもとの係り】について、また第2シリ

ーズとして【学力差がある集団への係り】について、教員を目指す彼らが抱えている不安について考えてきました。

今シリーズでは、【一見仲良さそうに見えるなれあい集団内部への係り】について、考えていきます。

 

現在、マズローという心理学者の『欲求階層理論』をベースとしたQUと言う質問紙が全国小・中・高でよく使われています。

一人一人の生徒の特質が分かるとともに、プロットの集まり方から、学級全体の傾向がうかがえます。

今回は、そのうちの『一見学級全体が仲良さそうな、なれ合い型』と言われるタイプについて、考えてみます。

子どもたちは、活発に楽しそうににぎやかに活動しています。

しかし、このグループ内では、外から伺えられない『人間関係のトラブル』が生じていることがよくあります。

何故だと思われますか?

 

そのことを考えるには、小学校から中学校の初め頃にかけての、女の子たちの交友関係について理解することが必要となってきます。

その時代の女子は、学級のメンバーがそれぞれチャムと呼ばれる小グループに分かれる傾向があります。

従って、学級全員がどこかのグループに所属しています。

(このときに、どのグループにも入っていない女子は、いわゆる『ボッチ』と見なされます)

そして、このグループ内の情報は滅多に外部へ出ません。

私は今、大学の教職課程で教えていますが、先日この話題になったところ、多くの女子学生から『チャムについての体験談』『チャムの

グループ内の結束の強さ』等についての思いで、意見が寄せられました。

小中学校での『いじめに関する事件』が報道されると、「毎日一緒にいる担任が、どうして状況わ掴めなかったのか」といった意見を聞

くことがあります。

もしも、二つのグループの対立トラブルによる『いじめ』でしたら、担任等教職員は状況を掴めると思います。

しかし、『チャムグループ内のいじめ』になると、それに関する情報は一切外部へ出てきません。

そこで、同じ『チャム』内での『いじめ』は長く続き、外部から分からないだけに陰湿化していくことも多いのです。

 

それが『一見学級全体が仲良さそうな、なれ合い型』を形成していく一つの理由となっていきます。

では、解決策はあるのでしょうか。

 

 

 

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