未来の教員を目指す学生と関わって2部②
さて、①シリーズでは発達障害を中心として、【学級・学校に適応することが難しい子どもとの係り】について考えてきました。
前回からは、【学力差がある集団への係り】について、教員を目指す彼らが抱えている不安について考えています。
『現在の学校現場は、とりわけ公立学校はとても多様化しています』と、①のシリーズの冒頭でお話しました。
この【多様化】は、②シリーズでも大きな課題となっています。
おそらくベテランの先生は、『2と3のレベルの中間層に焦点を当てて』と、アドバイスをされると思います。
長年の経験からの教えは、あながち間違っていないと考えます。
ただし、このことだけでは、積み残していく子ども、退屈する子どもが現れてきます。
本来、学校としては、教師としては『個に応じた教育』を目指すべきなのですから、そうした問題が発生するのも当然のことです。
では、実際に35人40人の子どもを前にして、どのような方法をとればよいのでしょうか。
①退屈してしまう子どもに対して
個々の子どもに一斉授業をしている限りは、こうした子どもは存在すると思います。
そこで、授業の一部に、チームワークの考えを取り入れてみてはどうでしょうか。
例えば、『あらかじめ決めておいたチーム内で、得意な子が苦手な子に教える』というシステムは、どうでしょうか。
これまでの実践では、得意な子が「どのように説明すれば分かってくれるのか」と、試行錯誤してさらに学力が高まる一方、苦手な子も
「○○ちゃんの説明、よく分かった」と、学力の向上につながる場面がありました。
もちろん、この方法がうまくいくためには、教師の言葉かけやチーム編成での工夫等、配慮すべき点は多々あります。
しかし、やってみて効果がかなり上がる方法かと思います。
また、難易度に差があるプリントを用意して、それぞれ取り組ませてみるというのも、理にかなった方法かと思います。
ぜひ、試してみてください。
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
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詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。