子育て支援ワンコインセミナー 【子どもの心が分からない~思春期のトリセツ~】解説編29未来を語る
3月1日から、今月開催したコミュニケーションカフェ3月例会について、説明しています。
その内容として(詳細は、以前のブログ参照)
1 【思春期の特徴】について、2回にわたってお話しました。
2 このセミナーの中心として、二つの柱を考えました。
① 子ども話の聴き方
② 子どもの意欲の高め方
3 【子どもの話の聴き方】については5回にわたって、お話しました。
4 【子どもの意欲の高め方】についても、お話しました。
5 3月16日の【セミナーリアル版の報告】
6 3月20日の【セミナーリアル版の報告】
7 3月21日の【セミナーOnline版の報告】
8 【学習性無力感】について
事例① 学校での『できる』➡『やる』の事例
事例② 家庭での『できる』➡『やる』の事例
9 周囲の大人として、私たちにできることは?
子どもが、何かをやろうとする(自己実現を図ろうとする)場面を、以下の3段階と考えてみました。
第1段階 約束をするとき(目標設定)
第2段階 計画・プランをつくるとき
【学習性無力感】や【自己肯定感が低い】子どもたちの『一度の失敗で全てがダメと思いこんでしまう考え方のクセ』を修正するため
に、作戦① スモールステップ と 作戦② プランB についてお話しました。
第3段階 活動しているとき
活動を始めたものの、トラブルが発生した時に、【自己肯定感】が低い子どもほど、『私ってやっぱりダメだ。いつも失敗するんだ』
と思いがちです。
そんな時には、【心のエネルギーの充填】を、してあげましょう。
そのスキルとして
① ポジティブに話しかけましょう。
そのために、物事の判断基準を変えてみる【リフレーミング】の手法
② 横から目線で話しかけましょう。
そのために、頭ごなしに上から命令するのではなく、横から話しかける【アイメッセージ】の手法
今回は、いよいよ最終段階についてです。
【学習性無力感】や【自己肯定感が低い】子どもたちが、一生懸命に頑張ってきました。
しかし、なかなか良い結果とはならないことが多いですよね。
そんな時、「あーあ、やっぱりだめだった。頑張っても、しょうがなかった」とがっかりしている子どもたちに、私たちは何ができるで
しょうか。
その時には
① まず、子どもの頑張りを認めましょう。
「残念だったね。でも、あなたが一生懸命に頑張ったということを、私は知っているよ」と、認めましょう。
② その上で、何がいけなかったのかと考えましょう。
「でも、せっかくの頑張りがどうしてうまくいかなかったのだろうね。この頑張りを次へ生かすためにも、うまくいかなかった原因を
考えてみよう」と、自分と向かい合わせましょう。
この時に、絶対に避けたいことがあります。
それは、「どうして、良い点がとれなかったの」と、子どもに問いただすことです。
なぜ、このことを言ってはいけないのでしょうか。
それは、『一番悔しい思いをしているのは、その子自身』だからです。
周囲の大人が、結果ばかりにとらわれて、子どもの心を傷つけることは、避けるべきと考えます。
すなわち、私たち大人は【現在を評価して、未来について語る】ことを大切にしていきましょう。
と、このように【学習性無力感】や【自己肯定感が低い】子どもたちを、見守っていきましょう。
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。