子育て支援ワンコインセミナー 【子どもの心が分からない~思春期のトリセツ~】解説編⑧子どもの話の聴き方 続続続続

1日から、3月中旬から下旬に開催するコミュニケーションカフェ3月例会について、説明しています。

まずは【思春期の特徴】について考えました。(以前のブログ参照)

1 身体の急激な変化

2 心の急激な変化

3 他者との関係性の変化

 

次に、このセミナーの中心として、二つの柱を考えてみました。

1 子ども話の聴き方

2 子どもの意欲の高め方

 

一つ目の柱である【子どもの話の聴き方】について、ある事例での『心の中にザラッとした感じ』を切り口として、考えてみました。

しくは、今月開催する(詳細は下記の案内をご覧ください)セミナーで、参加者のみなさんと話し合っていきます。

 

そこから、保護者と子どもの間での『約束』について、話を進めました。

【約束】と、保護者からの【命令】とか【指示】と言えるものとは、何が違うのでしょうか。

ここで、二つのことを考えました。

一つ目は、保護者による『上から目線の指示』(言わば、お父さんやお母さんの言うとおりにしなさい)的な対応についてです。

二つ目は、相手の話を聴けない=『傾聴』できない対応についてです。

それは、以下の場合と考えます。

1 自分の心に余裕がないから、相手に関心を向けられない。

2 相手の持つ力や可能性に信頼がないから、指示やアドバイスが多くなる。

3 自分にOKと言えないから、相手にもOKと言えない。

 

前回は、『事例で取り上げた保護者の対応は2のケース』と考えました。

実際、スクールカウンセラーである私に、相談にいらっしゃる保護者の多くの方は、ご自身でも「私も、2のケースに当てはまります

ね」と納得されていました。

さて、では次に1のケースについて考えてみましょう。

分かりやすい具体例として

『家族の病気が判明した。結構重いらしい。これからどうなるのだろうと、不安な気持ちが押し寄せてきた。何か他のことを考えていても、気が付くと、そのことを考えている。そして、いつもネガティブな未来を考えてしまっている。そんな時、長年の友人から、今度でかける旅行のことで、相談があった。確かに、今まで一緒によく旅行に行っていた。しかし、相手には悪いが、全く相談にのろうという気持ちが出てこない。思わず、どっちでもいいでしょと言いそうになった』

いかがでしょうか。

自分の心に余裕がないから、相手に関心を向けられない。

そのとおりの事例ですね。

こんな時、あなたならばどうされますか?

このことについても、話し合いたいと思っています。

ヒントとしては、『話せる範囲で状況を説明することと、別に機会を設けて話を聴く』ことかなぁと考えます。

それを、どのように相手に話すかが、問われるわけですよね。

みなさんも、ぜひ考えてみてください。

 

 

ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケー

ションカフェ】を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをごらんください