何ができるだろう②苦手な人とのかかわり方編-3
事例1
男子大学生 アルバイトの職場での相談
『僕は、今飲食店でアルバイトしています。今まで、コロナということで営業時間も短くて、お金的には苦しいところもあったけど、の
んびりできるところもあって、良かったです。でも、営業時間が元に戻り、店長から「シフト増やせない?」と尋ねられました。店長は
親切でいい人なので、頑張りたいと思いますが、ちょっとこのところイライラしている気がします。
「えっ、無理です」と軽く言ったバイト仲間が、怒られてしまっていました。
そんな店長にどのように、話せばいいですか?』
さあ、あなたならばどのように話されますか?
このことについて、次の点から考えていきましょう。
1 ストレスについて
緊急事態宣言解除による社会の変化でも、ストレスを感じる人はいることでしょう。(前回10月22日のブログ参照)
①ストレスについておさらい
心や体にかかる外部からの刺激(ストレッサー)に適応しようとして、心や体に生じた様々な反応をストレス反応と言う。
例えば
身体面 頭痛・肩こり・目の疲れ・食欲低下・不眠など
心理面 イライラ・不安・抑うつ・興味関心の低下など
行動面 飲酒や喫煙の増加・仕事上でのミス・周囲とのトラブルなど
②もうちょっと詳しく
◎ストレスには、いろいろな種類がある
(一般的には、『結婚』『出産』等良いことと思われているものも、ストレッサーになることがある)
◎人によって受け止め方が異なる
(同じ事柄でも、ストレッサーになる人とならない人がいる)
◎ストレスへの対処方法を、コーピングと言う
(問題焦点型と情動焦点型がある。自分の力では、どうしようもないと感じるときには、情動焦点型となる)
※フランクル「夜と霧」参照
ここまでを準備段階として、次回から『自分の思いをどう伝えるか』について考えていきます。
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。