交友関係で生かしたいソーシャルスキル⑫(コミュニケーションカフェ5月例会より)
事例①「いいね」が生きがいになっているアラサー女性
4 アサーティブな対応②とっさの、その場で役立つ が、今回も続きます。
『とっさの、その場で役立つ』ソーシャルスキルについて、今回も考えます。
○マイナス雰囲気になったら、少し離れる
これは、どなたにもすぐに実行していただきたいスキルです。
分かりやすい例で説明します。
あなたには、子どもの学校のPTA仲間として親しくなった人たちがいます。
大半の人が働いているので、そんなにいつも一緒にいるわけではありません。
しかし、修学旅行の説明会や学級懇談会、授業参観等には一緒に参加し、先生への不満も聞いてくれるといった、気心の知れた仲間(あ
なたは思っている)です。
仲良しグループですが、自ずとリーダー的によく意見を言う人、引っ込み思案の人など次第に一人一人の個性が見えてきました。
そんなある日、いつもは学校行事の後、一緒にお茶するのですが、一人の人が「今日は用事があるので、お先に」と言って帰りました。
すると、お茶しているときに「あの人のこと、どう思う?」と、リーダー的な人が聞いてきました。
さぁ、ここで質問です。
あなたならば、どう言いますか?
みなさんが、気づかれているように、これは永遠の課題かもしれません。
この手の課題に悩んでいるのは、大人も子どもも同じです。
①『あの人、親切な良い人ね』
と反応したら、「そうね」と会話は終わることでしょう。
そして、その後LINEグループから、あなたは消えるかもしれません。
(もっとも、このグループからはずれることがマイナスとは、思いませんが)
②『私もちょっと苦手で』
と、反応したら、あなたがいないところで、「あの人(あなたです)が、○○さんのことをちょっと‥と言ってたわよ」と、○○さんに言
うかもしれません。(まちがいなく言うと思います)
どちらを選択しますか?
どちらも、選択したくありませんね。
では、どうするか。
この手の話題になったら、その場を離れましょう。
話題が始まってから、動くのが難しいようでしたら、その前から動いておきましょう。
つまりは、このグループをはずれることを、おすすめします。
この種のグループにいることで、得られるプラスは何でしょうか。
情報交換程度ではないでしょうか。
そうならば、適当な距離をもって付き合っていきましょう。
このことについては、またお話する機会もあるかと思います。
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。