交友関係で生かしたいソーシャルスキル⑨(コミュニケーションカフェ5月例会より)
事例①「いいね」が生きがいになっているアラサー女性
4 アサーティブな対応①じっくり取り組む について考えましょう
最初に、【リフレーミング】について話しました。
そして、前回からは【アイメッセージ】について、『待ち合わせで待たされていた友人が到着したときの言葉かけ』という事例を基に、
説明しました。
ここで、主語が I=私を使って話したほうが、話したいことが相手にまっすぐに伝わり、相手もこちらの気持ちを素直にきいてくれると
いうことを理解できたかと思います。
そこで、これからは【アイメッセージ】というスキルを、相手に自分の気持ちを伝えるときに活用することをお勧めします。
とは言うものの、その有効性を理解しながらも、素直に認められない人たちもいるようです。
なぜでしょうか。
それは、相手との会話で何を伝えたいかということです。
例えば、「ゲームをやる前にちゃんと勉強しよう。いいな、分かったな」と、子どもに話すお父さんと会ったことがあります。
この場合、お父さんが子どもに伝えたいことは何でしょうか?
それは『ゲームの前に勉強する』ということですよね。
しかし、この場面ではその内容よりも、お父さんが自分の権威(?)で納得させようとしているのではないでしょうか。
そうなんです。
【アイメッセージ】に躊躇する人は、今まで上からの目線で相手を納得させていたので、対等の立場で相手に話すことに抵抗があるので
しょう。
しかし、本当に大切なことは、相手に自分の気持ちを伝えることと考えます。
当たり前のことですが、忘れないようにしましょう。
次回からは、とっさの時の対応について考えていきましょう。
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。