ソーシャルスキルトレーニング ⑦アサーション 続④

「ソーシャルスキル(SST)について知りたい」「ソーシャルスキル(SST)について学びたい」という意見をいただきました。

そこで、今いくつかのSSTについての紹介をしています。

今は、連続して【アサーション】について、お話ししています。

興味関心をもたれたら、ぜひコミュニケーションカフェで実際に取り組んでみましょう。

【アサーション】続き④

事例① 大学生からの相談(以前のブログ参照)

① 問題点は何か?

その場の雰囲気を『読んで』軽い会話が期待されている中に、『正論』で入っていくことで、周囲に波風を立てたわけです。

② では、どうすれば良かったのか?(ブログ アサーション続1~参照)

相談者がこのことを問題として受け止め、発言したことは何も間違っていませんが、話の持っていき方が、この場面では適切ではなかっ

ということだと思います。

そこで、アサーションの考え(自分の気持ちだけを優先するジャイアンタイプではなく、相手に気を遣うだけののび太タイプでもなく、

自分も相手も大切にするしずかちゃんタイプ ブログ アサーション参照)を使った会話について考えてみました。

③ それとともに、アドバイスをしました(サイコパスの考えを紹介しました。 昨日のブログを参照)

そもそも、いつも平気で友人を待たせて、さらにそのことを言われたら「しかたないじゃん」と言う相手を友人と呼ぶのでしょうか。

友人を大切に思う気持ちは、とても尊いものです。

ですが、『友人だから何でも許す』という考え方が、果たして自分の幸せにつながるかということも考えてみたいものです。

 

さて、この【アサーション】の考え方を使って、次の事例を考えてみましょう。

事例② 女性総合職 勤務8年目からの相談

私は、どちらかと言うと責任感が強いほうだと思います。一応頼まれた仕事はきちんとこなすので、面倒な仕事が回ってくることが多いような気がします。でも、他にやる人がいないならば、「まっ、いいか」と思って引き受けます。昨年の4月から後輩のKさんとチームになりました。Kさんは調子がよくて、自分の仕事を他の人に頼むのが上手です。私も、気が付くとKさんの仕事をやっていることがあります。明るくて悪い人ではないのですが‥Kさんのそんなところを許してきたのも私ですし。今年は、プロジェクトが本格化してきます。ちょっと、気が重くなってきました。

今回も、一見大きなトラブルはないようですが、それは相談者さんが我慢していることで成り立っている『平穏』ですね。

つまり、あのドラえもん一家で言うならば、相談者さんが『のび太タイプ』を演じているわけです。

ですから相手はOKでしょうが、自分自身はOKではないので、不満が積もっていきます。

それを、【アサーション】の考えをつかうことで、『しずかちゃんタイプ』の【自分もOK相手もOK】にしていきましょう。

ただし、前回と違うことがあります。

それは、【友人という私的な関係】ではなく、【同僚という公的な関係】ということです。

この特徴を使って、相談者さんにアドバイスをしてみましょう。

今回も、私は結構ダークな手も使うつもりです。

あなたも、考えてみてくださいね。

 

ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケー

ションカフェ】を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。