ソーシャルスキルトレーニング ④リフレーミング

「ソーシャルスキル(SST)について知りたい」「ソーシャルスキル(SST)について学びたい」という意見をいただきました。

そこで、今いくつかのSSTについての紹介を始めました。

今回は、【リフレーミング】について、お話します。

興味関心をもたれたら、ぜひコミュニケーションカフェで実際に取り組んでみましょう。

【リフレーミング】

みなさんも、一度はこの【リフレーミング】という言葉を聞いたことがあるかと思います。

今まで、私たちが聞きなれてきた【言葉】を違う角度からその実態をとらえて、異なる表現でポジティブに表してみる活動です。

例えば、『そそっかしい』と言うと、思慮が浅く、聞きかじりで飛び出してしまい、まとまる話もこじれて周囲に迷惑をかけるといっ

た、江戸時代のお笑いキャラクターである『弥二さん喜多さん』のような人を想像してしまいます。『弥二さん喜多さん』ならば、愛さ

れキャラですから、あまりネガティブな評価とも思いませんが、わが子ならば厳しく叱られる親御さんもいらっしゃることでしょう。

しかし、同じ『そそっかしい』を異なる角度から見て、『こうと思ったら即断即決の実行力。ごちゃごちゃ言っていないで、まずは動き

始める。結果責任はともかく、その過程を大切に評価されるべき』と考えたら、いかがでしょうか。ぐっと言葉から連想するイメージが

異なってくるのではないでしょうか。

【リフレーミング】とは、こういうことです。

いくつか、練習してみましょう。

『優柔不断』はどうですか?

この言葉からは、『いつまでも決断しないで、ぐずぐずしている』というネガティブなイメージが想像されますが、見方を変えてみると

『一つの物事に対して、じっくりと腰を据えて熟慮する。軽々しくは動かない』となるかもしれません。

『粗野』は、『飾り気のない人柄』とも考えられます。

『礼儀知らず』は、『誰に対しても、態度を変えることなく接する、裏表のない人柄』とも言えますよね。

このように、物事の見方を変えることで、ネガティブに考えられてきたことを、ポジティブにとらえなおすことができると、相手・周囲

とのかかわり方の自由度も上がるし、何よりも自分自身も【生きることが楽になる】と思います。

明日は、語句からさらに範囲を広げていきましょう。

 

ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケー

ションカフェ】を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。