コミュニケーションカフェ8月例会【思春期の人たちへ】⑫

『夏休みの1DAY講座として、子どもへの保護者の思いに焦点を当てた取り組みをやりませんか』とのお誘いを受け、『夏休み』とい

う機会を生かし、コミュニケーションカフェの8月例会でも、この内容に取り組んでいきます。

よろしくお付き合いください。

また、ご都合よろしければ、ぜひご参加ください。

 

1 思春期とはいつでしょうか?(8月2日ブログより)

2 あるお母さんからの相談(8月3日ブログより)

3 なぜ、『勉強しない』のでしょうか?(8月4日ブログより)

4 『やればできる』は本当でしょうか?(8月5日ブログより)

 『やればできる』を気休めの言葉にしないためには(8月6日ブログより)

6 『約束をする』って、どういうことでしょうか?(8月7日ブログより)

7 今、子どもたちに必要なことは何でしょうか?

① 子どもたちの【承認欲求】は、どうして高まってきたのでしょうか?(8月8日ブログより)

 子どもたちの【承認欲求】は、【自信の無さ】の表れ?(8月9日ブログより)

 自分が全く価値がないと感じている子ども】に、『心のエネルギー』を充填しましょう。(8月10日ブログより)

④ 【自己肯定感】を高めたい(8月11日ブログより)

8 今、私たち大人は何ができるのでしょうか。(8月12日ブログより)

9 子どもにとって、『安心安全な居場所』をつくるために

まず、下記の作文を読んでみてください。

今、家では大騒ぎしている。家では、ぼくの進路の話でいっぱいだからだ。今回の期末テストでも望ましい結果ではなかった。家に帰ると両親に怒られるだろう。「もっと点とれるでしょう」「なんで、ここ間違えるの」だとか言われるだろう。僕だって分かってる。僕だって悔しいんだ。でも…勉強する気になれない。だって、僕はほとんど褒められないからだ。学校にいて、ちょっとした失敗でも本気で怒られて、他の子が僕と同じ失敗をしたら軽く怒られる。家でも同じだ。弟とけんかをしたらまず僕が怒られる。兄の立場にいるから先に怒られるのは分かる。でも、どう見ても弟が先に僕のことをバカにしてきているのに、「弟は何も分かっていないからしょうがない。あなたはもう大きくなったからわかるでしょ」って言われる。分かるけど、僕にもプライドっていうものがあるんだ。プライドを傷つけられたら、普通は怒ると思う。僕は時々親に「怒られるのが好きなの?」と聞かれる。好きな人はただのあほだ。僕は、気弱で勇気がなくて、意気地なしだけど、僕にもいいところはあるはずなのに。誰でもうれしくなるはずなのに…

これは、進路決定を目の前にした中学3年生が、『生活ノート』(生徒が、1週間に1回提出する。授業の持ち物等とともに、自分の思

い等も記述する)に書いてきた、自分の思いです。

今まで、『子どもの心』について考えてきましたが、『彼』が『安心安全な居場所』を手に入れるために、私たちには何ができるでしょ

うか。

今までを振り返り、具体的なサポートを考えてみましょう。

 

ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケー

ションカフェ】を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。