コミュニケーションカフェ8月例会【思春期の人たちへ】⑤

『夏休みの1DAY講座として、子どもへの保護者の思いに焦点を当てた取り組みをやりませんか』とのお誘いを受け、『夏休み』とい

う機会でもあるので、コミュニケーションカフェの8月例会でも、この内容に取り組んでいきます。

よろしくお付き合いください。

また、ご都合よろしければ、ぜひご参加ください。

 

1 思春期とはいつでしょうか?(8月2日ブログより)

2 あるお母さんからの相談(8月3日ブログより)

3 なぜ、『勉強しない』のでしょうか?(8月4日ブログより)

4 『やればできる』は本当でしょうか?(8月5日ブログより)

 『やればできる』を気休めの言葉にしないためには

どうして『やればできる』という言葉に説得力がないのでしょうか。

まずは、『やる』という過程、それだけの努力をしたことを認めましょう。

そのために、【スモールステップ】という手法を役立てましょう。

先日、【マズローの欲求階層説】で説明したように、私たち大人ばかりでなく、子どもたちにも【承認欲求】というものがあります。

(余談ですが、昨年度の大河ドラマ『麒麟が来る』の中での、信長の描き方がとても興味深かったです。通常『エキセントリック』『改

革者』『魔王』といったキャラが立っていたかと思いますが、昨年の大河では【承認欲求】の塊という個性が鮮烈であり、近世人という

よりは現代人の顔をしていたと思いました)

自分の努力が、結果により○✖と評価されることに、今の子どもたちは耐久力が低いと感じます。

(なぜ、耐久力が低くなったかについても、後日説明していきます)

そこで、『努力の過程』を評価していきましょう。

そのために、『白か黒か』『0か100か』というとらえ方ではなく、その過程を小さな段階に分けていきましょう。

そして、一つ一つの段階をクリアするごとに、評価しましょう。

例えば、小さな子ならばシールを貼るでもいいでしょうし、大人ならばカレンダーに○をつけるでもいいでしょう。

(実際、心理学で『オペラント条件づけ』という考え方があり、そこでは『好ましい行動を強化するために、トークン(ポイントのよう 

なもの)エコノミー』という方法があります)

評価の結果として与えられるものとして、家庭でしたら、保護者の「よく頑張ったね」という言葉と笑顔が一番ではないでしょうか。

 

 

ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケー

ションカフェ】を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。