コミュニケーションカフェ7月例会より⑧思い込みを変えるアサーティブな力②悩みの種の整理
コミュニケーションカフェ7月例会のOnline版は18日に実施し、リアル版は25日に実施しました。
6月例会に引き続き、【思い込み】に気づき是正することで、『生きていくことが楽な生き方』、『心地よい関係づくり』を実現したい
と考えています。
さて、【思い込み】が変わると、【行動】が変わり、【結果】も変わると考えます。
(信念ー思い込み➡思考➡感情➡生理的反応➡行動➡結果 というシステムについては、以前のブログをご覧ください)
もちろん、【思い込み】すべてに問題があるとは思いません。
しかし、その【思い込み】に私たち自身が、縛られてしまっていることも多いのではないかと考えます。
【思い込み】を変えることは難しいですが、『生きていくことが楽な生き方』、『心地よい関係づくり』を実現するために、少しずつ
ものごとを異なる価値基準でとらえ直すための『体力』をつけていきましょう。
その『体力』とは、コミュニケーションにおいて大切な力であるーソーシャルスキル、とりわけアサーティブな力と考えます。
アサーティブとは、『私はOK、あなたもOK』という考えです。
そのスキルについて、ご紹介します。
(今までに、リフレーミングとアイメッセージについては、お話ししてきたので、今回は別のスキルをご紹介します)
【悩みの種の整理】
スクールカウンセラーをしていたときに、たくさんの子どもたちや保護者の方とお話をしました。
そのときに感じたことは『困っている人は、自分が何で悩んでいるのかが分かっていない』ということでした。
例えば、相談に訪れた中学2年の男子は、そのゴチャゴチヤになっている頭の中を話してくれました。
「もうすぐ中間テストで‥」「母さんと隣のおばさんが仲が悪くて‥」「兄ちゃんが、大学やめるって言いだして‥」「担任に嫌われて
いるような気がする‥」「父さんの会社がうまくいってないみたいで‥」「もうすぐ野外学習だけど、あんまり楽しくなさそうだし‥」
と言ったた具合です。
ここで、私が行ったことは【悩みの種の整理】です。
① 彼が話したことを、すべて箇条書きにします。
② 「あなたが悩んで、何とかできるものとできないものに分けよう」と声をかけ、一つずつ検討します。
③ 「あなたが悩んでも、どうにもならないことはほかっておこう」と言い、ほかっておきます。
(心配しないでください。本当に重要なことならば、またどこかで現れてきます)
④ 「あなたが悩んで、何とかなることならば、真剣に悩もう」と言い、そのためのアドバイスをします。
みなさんも、ぜひ試してみてください。
本当に大切なことならば、真剣に悩む価値ありと考えます。
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。