コミュニケーションカフェを終えて3
みなさん、どなたも「傾聴」という言葉を聞かれたことがあるかと思います。
さらには「人の話を聴くときに大切な態度」として、ご存じだと思います。
しかし、具体的にどのようにすればよいかをご存じの方は少ないのではないでしょうか。
そこで、ここで「傾聴」を具体的に考え、そのスキルを身につけましょう。
(上の写真を参考にしたいのですが、ピントが合っていなくてすみません。)
1 話を聴く構えをつくりましょう
「構え」とは、相手が落ち着いて話すことができる環境を整えることです。どんなことだと思われますか?
まずは、座りましょう。立ち話では、とても落ち着いた話はできませんよね。そして、向かい合って(今のコロナ禍の状況では、横
に座ることが望ましいのでしょうが)、アイコンタクトが取れる状況にしたいですね。もっと要求するならば、机の上には何もないこ
とが望ましいです。(何故ならば、気持ちが落ち着かない。すなわち集中できないからです)
2 声の大きさ・トーン・話す速さを相手に合わせましょう
話し合いは、双方向のコミュニケーションです。ここで、一方が汗だくになって走りこんできて、ゼーゼーという荒い呼吸をしていて
は、落ち着いて話し合えるでしょうか。また、一方が妙に盛り上がっていて大きな甲高い声で話しかけるのに、他方が暗く落ち込んだ
声では、どう考えても話がかみ合わないでしょう。
そして、最も大切ことは「話す速さ」です。片方が、早口でまくし立てたらどうでしょうか。その速さについていける人ばかりではな
いでしょう。これも、話がかみ合わなくなる一因となることでしょう。
しかし、最も心掛けてほしいことは他にあります。
それは、「心の速さは言葉の速さよりも遅い」ということです。
このことについては、明日よく考えましょう。