なごみつカルチャー③今日の言葉【愛情の反対は無関心】その3悩みの種子の整理

ご縁があり、名古屋栄にある三越のミニミニカルチャースクール(なごみつカルチャー)で、お話をしました。

『大切な人に思いを伝えるためのコミュニケーション』という内容について、ここではエッセンスについてお話しています。

今までお話したこと

1 まず、話を聴きましょう

【傾聴】を具体的にしてみると(6/19のブログをご覧ください)

【相手の話を聴けない人の特徴】って?(6/20のブログをご覧ください)

2 どの対応パターンを選びますか?

①実例より、3種類の行動パターンの紹介(6/21のブログをご覧ください)

そして、みなさんのお役に立つスキルを紹介していきます。

日頃から身に付けておきたい【アサーションスキル】

その1スモールステップ(6/22のブログをご覧ください)

その2悩みの種子の整理

スクールカウンセラーをしていたときも、ハピネスで相談にのっている今でも感じていることの一つに『悩んでいる人は、自分が何で悩

んでいるかが分かっていない』ということがあります。

悩みを相談に来訪される方は、口々に自分の悩みについてたくさん話されます。

しかし多くの場合、話の内容は多岐にわたり、収拾がつかないーといった場面に、よく出会います。

そこで、まずは「ちょっと、悩みを整理してみましょう」と提案します。

そして、その方が言う悩み一つ一つを箇条書きにしていきます。

言わば、こんがらがってしまった毛糸くずを一つ一つ解きほぐすといった状態です。

そして、相談者の目の前に、それらを提示します。

ここから、アセスメントが始まります。

提示した『悩み』一つ一つについて、相談者に「これは、あなたが悩むことで解決できることですか?」と尋ねます。

例えば、中学生の『中間テストの悩み』は、相談者である中学生以外に、解決できる人はいません。

そうならば、相談者自身が悩むべき課題と言えるでしょう。

しかし、例えば『母さんと隣の家のおばさんが仲が悪くて、いつも悪口を聞かされる』は、相談者の力では何ともできないことです。

その場合には、『これは悩まない』とスルーすることにします。

(このまま、スルーした悩みを忘れてしまったら、それはそれで結構。相談者にとって本当に必要な悩みならば、後日姿を変えて再登場

してきます)

そして、『悩むことにした悩み』だけに全力投入して悩むのです。

まずは、悩みを書き表すことから始めてみませんか?

 

ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケー

ションカフェ】を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。