ちょっと【思いを伝えるために必要なチカラー話す】  コミュニケーションカフェからの抜粋5-③

【自分の気持ちが正しく相手に伝わるためには、どのように話せばよいか】は、永遠の課題ではないでしょうか。

そこで、今回は【思いを伝えるために必要なチカラ】について考えました。

Ⅰ 【言葉はギフト】(ブログ5-① 参照)

Ⅱ 【上からではなく横からの目線】

事例1 感情的にならずに主張したいが‥(ブログ5-② 参照)

あなたが友人に誘われ、おいしいと評判のラーメン屋へ出かけました。予想した通り大変混んでいたので、長い時間待ち、やっと注文したラーメンがきました。ところが、その中に髪の毛が入っていました。さぁ、あなたはどうしますか?

考えるヒントとして、『ドラえもん一家』ならばどうするかと想像してみましょう。

ジャイアンの【上から目線】の相手へ怒りをぶつける対応ではなく、のび太の【下から目線】の相手に卑屈になる態度でもなく、しずか

ちゃんならば「すみません。髪の毛が入っていました。替えてください」と言うのではないかと思います。

それは、【自分の気持ちをそのまま伝える】とともに、それを聞く【相手の気持ちも考えている】という、自分も相手も大切にする関係

と考えます。

そこには、相手と自分のどちらかが上という上下関係ではなく、対等の関係が成り立っています。

すなわち、【上から目線】ではなく、また【下から目線】でもなく、いわば【横から目線】ではないでしょうか。

ここで、【横から目線】の考え方に基づくスキルを練習してみましょう。

この代表的なスキルとして【アイメッセージ】があります。

例えば、教員が授業中に騒いでいる生徒に「うるさい。静かにしなさい」と注意したとしましょう。

その「うるさい」「静かにしなさい」の主語は何ですか?

この場合、「あなたはうるさい」であり、「あなたは静かにしなさい」ですよね。

すなわち、主語は【あなた=You】となります。

これは、昨日のドラえもん一家で例えるならば、ジャイアンの【上から目線】ですよね。

しかし、こうした対応は相手の反感をかい、こちらの意図どおりには物事が運ばないということを、私たちはよく体験しています。

それに対して、【アイメッセージ】の【アイ】は、【わたし=I】となります。

そして、この同じ場面で【アイメッセージ】を使うと、「私は今○○について、みんなが理解できるようにしたい。集中できる雰囲気を

つくりたい」等となるわけです。

あなたが、生徒ならばどちらの指示に従おうという気持ちになりますか?

教師が意図していることが的確に生徒に伝わればいいわけです。

決して、教師が生徒を上から目線で、押さえつけることではありませんよね。

こうした紹介だけでは、なかなか理解が難しいかと思いますが、まずは日頃の生活において心掛けてみてください。。

 

ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケー

ションカフェ】を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。