ちょっと【アンガーマネジメント】 コミュニケーションカフェからの抜粋2-⑧
コロナ禍の状況で、この頃社会全体に【不寛容】な怒りが満ちているように、みなさんも感じられていると思います。
そこで、『ちょっとコミュニケーションカフェから』シリーズの第二弾として、【アンガーマネジメント】について考えてきました。
Ⅰ【怒り】って、どんなイメージがありますか?(詳しくは、以前のブログ①をご覧ください)
多くの方が、『人前で怒りの感情を表すことは、恥ずかしいこと』と考えているのではないでしょうか。それは、小さな頃からそのように教えられてきたからだと考えます。実は、【怒り】は誰でもが持つ、当たり前の感情なのです。でも、出しにくい‥‥
Ⅱ【怒り】を我慢すると、どうなるの?
【良い人を演じなければ】【リスクを回避しなければ】と思い、【怒りを我慢する】人が多いと思います。しかし、ずっーと我慢し続けると、その【怒り】が澱のように心の中に沈殿してしまいます。そして
1【自分への攻撃】の場合(以前のブログ②をご覧ください)
その【怒り】の刃が自分自身に向かって➡自傷行為が生じる危険性があります。
2【周囲への攻撃】の場合(以前のブログ③をご覧ください)
その【怒り】の刃が他者に向かって➡暴力行為やフレネミー現象を生じる危険性があります。
Ⅲ【怒り】には、どうすればいいの?
1【思考ー行動のしくみ】について考えよう(以前のブログ④をご覧ください)
2【怒り】の具体的な現象を【思考ー行動のしくみ】にあてはめて、改善方法考える(以前のブログ⑤⑥⑦をご覧ください)
①信念(思い込み) 不合理な考え方➡ 合理的な考え方に変える
②思考(考え) 歪んだ思考➡ 思考の歪みを直す
③感情(思い) 傷つく➡ 対処療法
④生理的反応 気持ちだけでなく➡ 心身の安定を図る 例えば【リラクゼーション法】
⑤行動 不愉快な気持ちをそのまま行動に表す ➡ アサーティブなものの考え方(アサーション)を日頃から体験する
【アサーション】とは、自分も相手も大切にしようとする手法です。
そうした対応例として、【リフレーミング】や【アイメッセージ】があります。
【リフレーミング】とは、言葉や考え方の言い換えです。
【アイメッセージ】とは、主張するときに相手を非難するのではなく、自分の気持ちを伝える手法です。
【怒り】を感じたときに、【その場の対処法】はもちろん、それまでに身に付けた【アサーティブ】な対応によって、上手に切り抜けて
いきましょう。
【怒りをコントロールする】ことが、【アンガーマネジメント】の主旨なのです。
さあ、8回にわたって【アンガーマネジメント】についてお話してきましたが、これはその抜粋です。
関心がある方は、【コミュニケーションカフェ】または【Onlineコミュニケーションカフェ】にぜひご参加ください。
詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。
みなさんと一緒に学んだり、話し合ったりすることをお待ちしています。