【聴く力・話す力のスキルアップ】29コミュニケーションカフェ2月例会 事例①アサーション回答

この連載では

第1シリーズでは、発達障害を中心とした【学級・学校に適応することが難しい子どもとの係り】について

第2シリーズでは【学力差がある集団への係り】について

第3シリーズでは【一見仲良さそうに見えるなれあい集団内部への係り】につい

第4シリーズでは教職を目指す学生が考える【理想の教師像】』について

そして現在は、シリーズの番外編として、『悩みを抱えている子どもへどのように寄り添うかについて考えています。

そこから『話の聴き方』『話し方』へと、みなさんと一緒に考えてきました。(過去のブログをご覧になってください)

 

前回(1月例会)のコミュニケーションカフェ【聴く力・話す力のスキルアップ】の後、今回(2月例会)のコミュニケーションカフェ

(リアル版もOnline版も)では、みなさんからの質問や要望に応えて、「提案するときに、どのように話せばよいか」「上司からの提案

を断るときに、どのように話せばよいか」といった、リアルな話題を中心として実践編に取り組んでいきます。

詳しくは、下記のチラシをごらんください。

先日、リアルのコミュニケーションカフェを開催しました。

そこでは、4つの【事例】について話し合いました。

まずは、一つご紹介します。

ある飲食店アルバイトの相談(よく似たケースについて、以前にお話しました)

『私は飲食店で働いています。コロナ禍で仕事のシフトがころころ変わっています。本当に開店休業の時は、お金に困りました。ちょっと良くなってきましたが、今度は新しいバイトさんやパートさんが見つからなくて、店長から「来週毎日入ってくれないか?」と頼まれました。お金的にはうれしいですが‥今、専門学校へ通っていて、もうすぐ資格試験があるので、それは困ります。でも、軽く断った子が凄く怒られて‥ちょっと怖いです。クビになるのも辛いし‥どうすればいいでしょうか?』

【私は、こんなふうに考えます】

店長の辛さもよく分かりますが、大切な資格試験に備えて、勉強しなければならないという自分自身も、大切にしたいですね。

このとき、やってはいけないことは『自分の大変さを切々と訴えること』です。

話を聴けない人の特徴として『自分のことで精いっぱいで、他人のことまで考えられない』というタイプがあります。

今の店長がまさしくそうだすよね。

店長は、このアルバイトの青年のしんどさまで思いやる余裕はありません。

べつに意地悪とかいうのではなくて、ただ心に余裕がないのです。

そんなときに、いろいろしつこく(ごめんなさい)訴えられたら、「うっとうしい」の一言です。

かえって、悪感情を持たれてしまって、まとまる話もまとまらなくなります。

そこで、ここでは昨日お話したアサーションの手法=WIN  WIN を目指しましょう。

さんなおいしい方法なんてないと思いますよね。

いいえ、あります。

すなわち『落としどころ』をさがすのです。

(文科省は、これを合意形成と言います)

では、具体的にどうするのでしょう。

また、ヒントを出しますね。

落語の「三方一両損」って、ご存じですか?

あれの二者バージョンです。

考えてみてください。

 

 

次の日曜日(27日)に、Onlineを開催します。

ご都合よろしければ、ご参加ください。

 

 

ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケー

ションカフェ】を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをごらんください