【無理につれてきた方がいいですか?】コミュニケーションが苦手な人との上手な関わり方【不登校に目を向けて】②
今月は、【不登校】について、みなさんと一緒に考えています。
前回、以下の質問に〇✕で答えていただきました。
1 不登校とは、学校を1年間に50日以上欠席した場合を言う。答えは、✕です。1年間に30日以上を不登校とします。
2 今、小学校の不登校は学校全体(300人程度として)で、1人くらいである。答えは〇です。全体の約0.5%です。
3 今、中学校の不登校は学校全体(300人程度として)で、3人くらいである。答えは✕です。全体の約3%です。
4 不登校の原因のほとんどは、いじめである。その原因は『100人いれば100通り』ですので、答えは✕です。
5 不登校の児童生徒のほとんどは、家から出られず、コンビニにも行けない。本当に千差万別ですので、答えは✕です。
では、こうした基礎知識を基に、以下の事例について考えてみましょう。
事例①
あなたは、○○中学校1年5組の担任です。(と、想像してみてください)
1学期は、誰も休まずに元気に登校していましたが、夏休み明けから休む生徒が出てきました。
とりわけAくんは欠席が増えてきました。
本人は登校すれば元気で、友人とも仲良くしています。
本人に「何か悩みがあるの?」と話しかけても、「大丈夫です」と言います。
お母さんは心配して、「無理にでも引っ張ってきた方がいいでしょうか?」と尋ねられます。
さぁ、あなたはどんなアドバイスをしますか?
あなたは、どのようなことをするべきでしょうか?
いかが思われますか?
ここで、頭の中を整理するヒントとして‥
①『誰』にアドバイスしますか?
②『いつ、どのような場面』でアドバイスしますか?
③『誰』がアドバイスしますか?(あなたはもちろんとして)
次回までに、お考えください。
こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】
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