【怒りを開放してしまったら‥】コミュニケーションが苦手な人との上手な関わり方【感情のコントロール】9
今回は、【コミュニケーションが苦手な人との上手な関わり方】を主のテーマとしながら、【感情のコントロール】に焦点を当てています。
その発端として、女子中学生の『友人関係の悩み』に焦点を当ててみました。(詳細は、以前のブログをご覧になってください)
このケースの場合には、『友だち』というものに対しての意識のズレが問題と考えますが、そうした意識のズレが、彼女たちばかりでなく、私たち
自身の生活でも、さまざまなトラブルを起こしているのではないでしょうか?
このようなトラブルの原因となる『意識のズレ』ぱどこから生じているのでしょうか?
そこで、私たちの【ものの考え方】について、取り組むことにしました。
【私たちのものの考え方の流れ】
第一段階 信念(詳細は以前のブログへ)
第ニ段階 思考(詳細は以前のブログへ)
第三段階 感情(詳細は以前のブログへ)
感情に縛られている人へのアドバイス 【思いを箇条書きに書き出してみましょう】
第四段階 生理的反応(詳細は以前のブログへ)
子どもたちの心身の不調で悩まられている方は、まずは日ごろよく診ていただいている小児科・内科で、身体の様子からしっかり診ていただくこと
をお勧めします。
さらに、現在ではそうしたお医者さんの中に、「子どもたちの心についての造詣が深い」方が多数いらっしゃいます。
身体の様子から、そうした相談をされてもいいのではないでしょうか。
そして、自分自身で心身の緊張をときほぐす具体的なスキルの一つとして、リラクゼーションについてご紹介しました。
第五段階 行動
いよいよ、ここまで溜まっていた感情が、怒りなどの行動として現れてしまいます。
もちろん、『いつも自分の感情を押さえて、トラブルが起こらないようにしましょう』と言っているわけではありません。
私自身がどちらかと言えば『喧嘩っ早い』タイプと思います。
そして、「理不尽、不合理な対応にどうしても我慢できない」ときには、怒ってもいいとは言いませんが、仕方ないのではないかと思います。
ただ、怒りの感情を開放した後、収拾にあたるのはなかなか大変です。
ですから、どうしてもやむを得ないときは仕方ないとして、その他の時には何とか上手な切り抜け方を身につけたいですよね。
そうした、『相手も私自身も大きなトラブルにならないかかわり方』を、【アサーション】と言います。
以前にもご紹介したと思いますが、とても分かりやすい例として『ラーメン屋でのドラえもん一家の対応』について、考えていきましょう。
ある日、ジャイアンとのび太としずかちゃんの三人が美味しいと評判のラーメン屋さんへ出かけました。
しばらく待つと、三人の目の前にラーメンが出てきました。
しかし、そのラーメンの上に髪の毛が1本浮いていました。
ジャイアンのラーメンに浮いていたら、ジャイアンはどのような対応をするでしょうか。
のび太の場合だったら?
しずかちゃんだったら?
また、あなたでしたらどうされますか?
ジャイアンでしたら、おそらく怒り爆発でしょうね。
「こんな店、二度と来るもんか」と怒鳴って出ていくかもしれません。
先日、小学生にこの授業をしたところ「動画を撮ってSNSにあげる」という意見がありました。
今の時代ですね。
しかし、ここではお店とジャイアンというシンプルな形で考えます。
さて、そうして出ていったジャイアンは、その後何とも思わないかもしれませんが、もし私たちがこうした対応をしたら、その後どうでしょうか?
とりわけ、身近な人に対したら、翌日からとても気まずい思いをしますよね。
そして、「あーあ、あんな怒り方をするんじゃなかった」と後悔されるのではないでしょうか。
(おそらく、相手の方も不愉快でしょうね)
こういう対応を、【攻撃的反応】と言います。
これからのお付き合いの仕方が、とても難しくなるのではないでしょうか。
では、のび太だったら、しずかちゃんだったら、どうでしょうか。
考えてみてください。
こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】を開いてい
ます。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。