自分の気持ちとの上手な付き合い方~自分を分かってもらおう~19
【自分の気持ちとの上手な付き合い方】を考えるきっかけ(5月6月7月例会の共通のテーマです)
みなさんは、「日頃は笑って済ませる、ささいな言動に妙にイラついてしまい、自分で自分の心をもて余したり」と言う体験をされたこ
とがありませんか。
時間の経過とともに、薄らいでいってくれるとよいのですが、時には、そうした思いが心の中に沈殿して、次第に心がネガティブな方向
に傾き、人によっては【孤独】や【生きづらさ】を感じることもあるものです。
そんな状況から、自由な自分を取り戻しましょう。
そして、その時に大切にしたいことは、「ネガティブな考えをしてはいけない!」と頑張りすぎるのではなく、自分のなかに
ある『ポジティブな心』とも『ネガティブな心』とも、上手に付き合っていくことです。
そのための考え・スキルについて、3回のコミュニケーションカフェで、取り組んでいきます。
今回からの第3回目7月例会では、『自分を分かってもらおう』に焦点を当てました。
コミュニケーションスキル
第1部 聴く力(以前のブログをご覧ください)
第2部 話す力
1【自分の言葉で話してみよう】
第一【言葉はギフト】(以前のブログをご覧ください)
第ニ【上からではなく、横からの目線】(以前のブログをご覧ください)
本当に伝えたいことは、『命令ではなく思い』
そこで、【アイメッセージ】について 説明と練習
第三【ポジティブな表現】
『ものごとの判断基準、すなわち物の見方を変えてみる』
【リフレーミング】について説明①(以前のブログをご覧ください)
【リフレーミング】について説明②(以前のブログをご覧ください)
【リフレーミング】的考え方について説明(前回のブログをご覧ください)
第四【具体的に】
このごろ、若者が「大丈夫です」を乱発することが、とても気になります。
そう感じているのは、私だけではないようで、『大丈夫です』についての論文も出されているようです。
本来は、「あなた、何か体調悪そうだけど、仕事大丈夫?」と尋ねられて、「大丈夫です」と応えるという言葉ではないでしょうか?
『私の体調を気遣ってくださって、ありがとうございます。でも、仕事ちゃんとできます。ご心配かけて、すみません』という気持ちを
全て込めての「大丈夫です」では、ないでしょうか?
しかし、今では『私には関わらないで。面倒だから、もう話したくないから、話しかけないで』という、目の前でシャッターをガラガラ
と降ろすという意図が込められているように感じます。
うーん、ますますコミュニケーションが取りづらい世の中になってくるようです。
そんな中で、目下考えている【自分の言葉で話してみよう】の手段の一つとして、ここでは【具体的に】を提案します。
例えば、先ほどの会話でも「あなた、何か体調悪そうだけど、仕事大丈夫?」ではなく、「あなた、何か体調悪そうだけど、○○の仕事
の期日って、いつだった?」と尋ねれば、「△△です」と答えざるを得ません。その後、「今日はどこまでやっておくの?」続ければ、
立派な会話が成立します。
【具体的に】とは、いわゆる5W1H (いつ・どこで・誰が‥)を明確にすることです。
そうすることで、相手との間のコミュニケーションが成立するのです。
このことについては、学校現場で考えさせられる場面が多々ありました。
次回、お話します。
こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケーションカフェ】
を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。