生徒・子どもの心とどう向き合うか21 ハッピー物語92【番外編】より

Ⅱ 【生徒・子どもの心とどう向き合うか】についての考え

④担任教師・スクールカウンセラーによる個別面接から見えてくる【生徒・子どもの心】について

【何をするか】が大切なのではなく、【ともに過ごす】という両者の関係性に意味がある Doing よりも Being 】

生徒・子どもが「私の気持ちをわかってほしい」と言うときの、【わかる】は【判る】や【解る】ではなく、【分かる】を使います

○【生徒・子どもの話】を聴くときには、耳だけでなく身体全体で聴きましょう。

話を聞くときに【心の速さと言葉の速さ】が異なることを、絶えず意識しましょう。

○【話を聴くかまえ】をつくりましょう。

ここで言う【構え】とは、身構えるという『相手に対して批判的・否定的に備える』という意味ではありません。

むしろ、『相手を受け止めるための心の準備』と言えば、よいかもしれません。

もともと「私の話を聴いてほしい。私の気持ちを分かってほしい」と願い、話すことを決意した生徒・子どもはとても不安な気持ちにな

っています。

そのときに、教師・スクールカウンセラーが落ち着いていて「話を聴きますよ。大丈夫ですよ」と受け止めてくれることほど勇気づけら

れることはありません。

そのために【相手を受容するための準備をしましょう】【相手を受容するための体制を整えましょう】ということです。

そうした【受容】の姿勢・態度を具体的に表してみましょう。

◇ 相手のペースに合わせるために、こちらの気持ちを落ち着けるために、深呼吸や伸びをしましょう。
◇ 心のペース・話のペースについて
声の大きさ・トーンを相手に合わせましょう。うなづくペースも(ミラーリング)合わせましょう。
話す速度も相手に合わせましょう。
◇ 相手の言葉を待ちましょう。相手が話し始めないと聴く方が不安になり、「○○ということを言いたいのでしょう?」と、生徒・子どもの話を取ってしまうといったことがよくあります。大事なことは、生徒・子ども自身の言葉で語ってもらいましょう。
『話さない』ことに、大きな意味があることもよくあります。

明日も、この続きを考えていきましょう。

 

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