生徒・子どもの心とどう向き合うか10 ハッピー物語81【番外編】より
Ⅱ 【生徒・子どもの心とどう向き合うか】についての考え
①【マニュアルがない】ことの良さ
②【生徒指導】って何?
以前の『問題行動をした生徒・子どもを注意する』ことではなく(そういうケースもありますが)、今では生徒全体への指導と考えるよう
になってきました。
さらに【生徒自身】を成長する【主体】として考えるため、【指導】という言葉よりも【支援】を使う場面が増えてきているのが現状で
す。
そんな考えから、<第一次支援><第二次支援><第三次支援>というように、生徒・子どもの状況を踏まえて、さまざまな取り巻見が
考えられています。
<第一次支援>は全校生徒を対象とする支援です。
例えば、【生徒・子どもの心とどう向き合うか】という視点で考えると、『生徒・子どものネット上でのいじめ』に対して、全校生徒を
対象に『SNSの使用について』の講演会を開き、生徒・子どもたちに自分の行動について考えさせるといった活動が考えられます。
その一方、生徒・子どもの抱えている悩みを知るために、多様な質問紙などによる調査が取り入れられています。
この頃よく使われる質問紙として『学校生活アンケート』(QU)があります。
これは、生徒・子どもたちが答えたアンケート結果を、【安心安全感】と【承認感】を横軸縦軸としたグラフ上に表したものです。
その横軸縦軸で分けられた4つの象限には、そこに属する生徒・子どもを特徴づけるグループ名がつけられており、生徒・子どものプロ
ットの様子から、彼らの所属する学級の状態の概要を推測することができます。
この質問紙は、マズローの【欲求階層説】を下敷きにしていることが、大きな特徴です。
(欲求階層説とは、我々が抱えている欲求には、上位のものと下位のものがあり、下位の欲求が満足されないと、上位のものは満足され
ないとする考え方であり、最上位の欲求は【自己実現】となります)
この方法を使って、どのように【生徒・子どもの心を知るか】については、明日お話します。
ハッピーのように悩んでいるあなたのお手伝いをさせてください。
よろしければ、お話を聞かせてください。
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