子育て支援ワンコインセミナー 【子どもの心が分からない~思春期のトリセツ~】解説編27考え方の修正
1日から、今月開催したコミュニケーションカフェ3月例会について、説明しています。
その内容として(詳細は、以前のブログ参照)
1 【思春期の特徴】について、2回にわたってお話しました。
2 このセミナーの中心として、二つの柱を考えました。
① 子ども話の聴き方
② 子どもの意欲の高め方
3 【子どもの話の聴き方】については5回にわたって、お話しました。
4 【子どもの意欲の高め方】についても、お話しました。
5 3月16日の【セミナーリアル版の報告】
6 3月20日の【セミナーリアル版の報告】
7 3月21日の【セミナーOnline版の報告】
8 【学習性無力感】について
事例① 学校での『できる』➡『やる』の事例
事例② 家庭での『できる』➡『やる』の事例
9 周囲の大人として、私たちにできることは?
子どもが、何かをやろうとする(自己実現を図ろうとする)場面を、以下の3段階と考えてみました。
第1段階 約束をするとき(目標設定)
第2段階 計画・プランをつくるとき
【学習性無力感】や【自己肯定感が低い】子どもたちの『一度の失敗で全てがダメと思いこんでしまう考え方のクセ』を修正するため
に、作戦① スモールステップ と 作戦② プランB についてお話しました。
第3段階 活動しているとき
活動を始めたものの、トラブルが発生した時に、【自己肯定感】が低い子どもほど、『私ってやっぱりダメだ。いつも失敗するんだ』
と思いがちです。
そんな時には、【心のエネルギーの充填】を、してあげましょう。
そのスキルとして
① ポジティブに話しかけましょう。
そのために、物事の判断基準を変えてみる【リフレーミング】の手法を使ってみましょう。
みなさんは、世の中の出来事を判断するときに、どのような考え方をされていますか?
中には、『白か黒か』と二者択一的に考える方もいるかと思います。
それを間違っているとは思いませんが、とても疲れるだろうなあとは思います。
私は、こんなふうに考えます。
『真っ白から真っ黒まで一つながりのグラデーション』と考えます。
ですから、『少し白っぽいグレーから少し黒っぽいグレーを見たら、黒と思う』でしょうし、その逆ならば白と思うのではないでしょう
か。
要は、私たちがその『価値判断の基準』をどこに設定するかということだと考えます。
そこで、今までネガティブに判断していた事柄を、違う基準でとらえなおしてみましょう。
例えば、『子どもの頃から落ち着きがない』と言われてきた人は、大人になったときに『どうせ私は落ち着きがないから、失敗する』と
考えがちです。
そこで、この『落ち着きがない』を、違う基準で見直してみると、『行動が素早い』と捉えることができるのではないでしょうか。
そのほかにも『フットワークが軽い』『しがらみにとらわれずに、素直に動ける』等と言うこともできますよね。
また、『おしゃべり』を違う基準で見直してみると、『知識や情報が豊か』と言い換えることができますし、『周囲に惜しみなく情報を
与えてくれる』と言い換えたら、めちゃくちゃ『善い人』というイメージが湧いてきませんか?
いかがでしょうか。
ちょっと判断基準を変えてみるだけで、世の中が違って見えてきませんか?
ちょっと『生きやすく』なってきたのではないでしょうか。
次回は、『アイメッセージ』について、お話します。
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。