子育て支援ワンコインセミナー 【子どもの心が分からない~思春期のトリセツ~】解説編25考え方の修正
1日から、今月開催したコミュニケーションカフェ3月例会について、説明しています。
その内容として(詳細は、以前のブログ参照)
1 【思春期の特徴】について、2回にわたってお話しました。
2 このセミナーの中心として、二つの柱を考えました。
① 子ども話の聴き方
② 子どもの意欲の高め方
3 【子どもの話の聴き方】については5回にわたって、お話しました。
4 【子どもの意欲の高め方】についても、お話しました。
5 3月16日の【セミナーリアル版の報告】
6 3月20日の【セミナーリアル版の報告】
7 3月21日の【セミナーOnline版の報告】
8 【学習性無力感】について
事例① 学校での『できる』➡『やる』の事例
小さな頃から「何をやらせても長続きしない子」と、周囲から言われてきたAくんのケース(詳細は、以前のブログ参照)
事例② 家庭での『できる』➡『やる』の事例
家庭内において、自分のことしかしようとしないので、周囲から『自己中』と言われてきたBさんのケース
9 周囲の大人として、私たちにできることは?
子どもが、何かをやろうとする(自己実現を図ろうとする)場面を、以下の3段階と考えてみました。
第1段階 約束をするとき(目標設定)
第2段階 計画・プランをつくるとき
第3段階 活動しているとき
第2段階で、まず考えたいことは、【学習性無力感】や【自己肯定感が低い】子どもへの対応です。
こうした子どもたちによく見られる傾向としては、『一度の失敗で全てがダメと思いこんでしまう考え方のクセ』があります。
その【考え方のクセ】を修正するために、前回は 作戦① スモールステップ について、お伝えしました。
今回は 作戦② プランB についてお話します。
前回より引き続き、『ダイエット』を題材として取り上げてみます。
ダイエットをしたいと考えて、『月曜日から金曜日まではスイーツを食べない。でも、土曜日日曜日には小さなケーキだったら食べても
OK』というルールを決めていた人がいました。しかし、友人に誘われて行った夕食で、デザートまでしっかり食べてしまいました。
「あーあ」と落ち込みましたが、もう後の祭りです。
このとき、あなたならばどうしますか?
ここで、【自己肯定感】が低い人は、「あーあ、私って何をやってもダメだわ」と落ち込みます。
以前にもお話したことですが、この場合たかがスイーツを食べてしまっただけのことです。
決して、「私って何をやってもダメ」と人格まで否否定するようなことではありません。
たかが、スイーツなのです。
では、【自己肯定感】が高い人ならば、どうするでしょうか。
例えば「あーあ、スイーツを食べてしまったわ。だめねえ。でも、おいしかったし、後悔しても何ともならないよね。じゃ、プランAが
だめだったのだから、プランB(月曜日から金曜日までにスイーツを食べてしまったならば、土曜日日曜日にスイーツを食べない)に変
更しましょう」となるのではないでしょうか。
この代案となる考えを【プランB】と言います。
人間誰しも、決めておいた計画どおりに、いつもいつもうまくいくとは限りません。
そのときに、次のプランにすみやかに変更できれば、自分の人格の否定や【自己肯定感】が低下するといったことにはならないと考えま
す。
いかがでしょうか。
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。