子どもたちは、話したがっている ① 「うちの子は何も話さないので‥」って、本当ですか?
(蝋梅が満開となりました)
前回まで、【不登校】について、みなさんと一緒に考えてきました。
長期にわたって、お付き合いいただき、ありがとうございました。
そして今回からは、みなさんにお話した【不登校】の事例を通して、いまどきの子どもたちの気持ちや考えていることについて、お
話していきたいと思います。
今回も、よろしくお付き合いください。
さて、小学校でスクールカウンセラーとして多くの子どもたちと接し、相談し、話し合っています。
すると、ときどき保護者から「うちの子って、何も話さないと思います。申し訳ないですけど‥」と言われるので、「そうですか。
何かお話できたら、うれししいですね」と、お返事します。
確かに、場面緘黙のため、会話がほとんどできず、ノンバーバルな身振り手振りでの意思疎通になる子もいますが、まずほとんどの
子どもが、話をしてくれます。
また、同じようなことを担任の先生から、言われることもあります。
「今度の教育相談へ向けて、子どもたちに尋ねてみたのですが、みんな話すこともないと言うので、困っています」と、実際に困ら
れているようなので、「どんなふうに尋ねられましたか?」と訊くと、「何か心配なことはあるの?大丈夫?と訊きました」と答え
が返ってきました。
「あーあ」と、身体から力が抜けていきました。
それでは、子どもは何も話さないでしょう。
では、ここで質問です。ジャジャーン
この先生が、話したことの何がいけなかったのでしょうか。
次回までに、お考えください。
次回、答え合わせをしましょう。
こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケーションカフ
ェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをご覧ください。