なごみつカルチャー④今日の言葉【言葉はギフト】その5
ご縁があり、名古屋栄にある三越のミニミニカルチャースクール(なごみつカルチャー)で、お話をしました。
『大切な人に思いを伝えるためのコミュニケーション』という内容でしたが、ここではそのエッセンスについてお話しています。
今までお話したこと
1 まず、話を聴きましょう
①【傾聴】を具体的にしてみると(6/19のブログをご覧ください)
②【相手の話を聴けない人の特徴】って?(6/20のブログをご覧ください)
2 どの対応パターンを選びますか?
①実例より、3種類の行動パターンの紹介(6/21のブログをご覧ください)
そして、みなさんのお役に立つスキルの紹介
②日頃から身に付けておきたい【アサーションスキル】
その1スモールステップ(6/22のブログをご覧ください)
その2悩みの種子の整理(6/23のブログをご覧ください)
③その場で役立つ【アサーションスキル】
その1私っていい人 幸せ貯金(6/24のブログをご覧ください)
その2鏡に向かってポジティブな言葉を(6/25のブログをご覧ください)
3 話を伝えやすいスキルを会得しよう
①心掛けたいこと【自分の言葉で話してみよう】(6/26のブログをご覧ください)
②言葉はギフトと考えて(6/27のブログをご覧ください)
③伝えたいのは命令ではなく、思い(6/28のブログをご覧ください)➡ アイメッセージの有用性(今回は割愛)
④ポジティブに(6/29のブログをご覧ください)➡ リフレーミングの有用性(今回は割愛)
『引き寄せの法則』という考え方がありますが、言い換えると『いつもネガティブなことを考えていると、ネガティブなことがらや気持
ちが集まってくる』ということです。
このことは、とりわけネガティブ思考が得意である私たち(日本人)にとっては意味あることと考えます。
⑤具体的に
教員として、またスクールカウンセラーとして学校に勤務していたときに、よく見かけた光景がありました。
それは、何か良くないことをやってしまった生徒に、担任や生徒指導担当の先生が、お話をされています。
そして最後に「いいな。分かったな」と言われると、その目の前の生徒は「はい」と答えて、教室へ戻っていくという光景です。
生徒がやってしまったことは良くないですし、先生がお話されていることももちろん正しいです。
しかし、後日その生徒と話す機会があったときに、「あのとき『はい』と返答していたけど、本当に分かっていたの?」と尋ねると、
「いやー分かってはいなかったかな」と応えました。
そこで、「分かっていなかったのに、どうして『はい』と返事したの?」と尋ねると、「あの場では、ああしか言えないじゃん」という
返答でした。
確かに、私がその生徒の立場でも「はい」と答えたことでしょう。
ここで問題として考えたいことは、『分かっていなかったのに返答した生徒』ではなく、『生徒が分からない話をした先生』です。
生徒は『どうすべきか』は分かっています。
しかし、『どうしていいか』が分からないのです。
そこで、生徒に話をするときには、『◇◇はいけないので、○○をしよう』と代案というか、具体的に話をしたいということです。
そして、このことは生徒と先生という場合に限らず、全ての対人関係で言えることではないでしょうか。
ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキルの練習をしたりする会【コミュニケー
ションカフェ】を開いています。
リアルでもOnlineでも開催しています。
詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。