ちょっと【思いを伝えるために必要なチカラー話す】  コミュニケーションカフェからの抜粋5-②

【自分の気持ちが正しく相手に伝わるためには、どのように話せばよいか】は、永遠の課題ではないでしょうか。

そこで、今回は【思いを伝えるために必要なチカラ】について考えました。

Ⅰ 【言葉はギフト】(ブログ5-① 参照)

【言葉】を大切に渡しましょう。

そのために、気を付けたいこと

1 人は、自分のイメージどおりに動く

2 人(子ども・同僚・生徒など)は、心のこもった言葉かどうかを見ている。

3 人は、言葉ではなく心を受け止める。

4 困った人(子)は困っている人(子)

Ⅱ 上からではなく横からの目線

次の事例について、考えてみてください。

事例1 感情的にならずに主張したいが‥

あなたが友人に誘われ、おいしいと評判のラーメン屋へ出かけました。予想した通り大変混んでいたので、長い時間待ち、やっと注文したラーメンがきました。ところが、その中に髪の毛が入っていました。さぁ、あなたはどうしますか?

ここで、ポイントを明確にするために、『ドラえもん一家』に登場してもらいます。

1『ジャイアン』ならば、どうするでしょうか。

せっかく食べようとしていたラーメンに髪の毛が入っていたということで、即キレてしまい、「こんな店、二度とくるか」と大声で怒鳴

って、お店を出ていくのではないでしょうか。

2『のび太』ならば、どうするでしょうか。

「わっ、髪の毛が入っている。嫌だなあ」と思いました。しかし、せっかくお店の人が「どうかされましたか」ときいてくれたのに、

「いえ、なんでもないです‥」と言い、髪の毛を出して、黙って食べるのではないでしょうか。

両者の違いは何でしょうか。

この違いは、以前【アンガーマネジメント】の会でも説明しましたが、【大切にしているのは誰?】ということの違いです。

『ジャイアン』は、思ったことをはっきりと言い自分のことは大切にしていますが、それを聞いた相手の気持ちは全く考えていません。

反対に『のび太』は、「髪の毛で文句言ったら、どう思われるんだろう」と相手の気持ちは大切にしていますが、自分自身はただ我慢し

ているだけです。

つまり、『ジャイアン』は上からの目線で話し、『のび太』は下からの目線で話しているということですよね。

でも、この場合の本来の目的は、『おいしいラーメンを食べたい』ということのはずでした。

その目的が達せられれば良いわけで、別に相手に威張ったり、妙に卑屈になったりすることではないはずです。

すなわち、相手と対等の関係で、対話すればいいはずです。

そこで、『しずかちゃん』登場です。

3『しずかちゃん』ならば、どうするでしょうか。

しずかちゃんならば「すみません。髪の毛が入っていました。替えてください」と言うのではないかと思います。

それは、【自分の気持ちをそのまま伝える】とともに、それを聞く【相手の気持ちも考えている】という、自分も相手も大切にする関係

と考えます。

そこには、相手と自分のどちらかが上という上下関係ではなく、対等の関係が成り立っています。

すなわち、【上から目線】ではなく、また【下から目線】でもなく、いわば【横から目線】ではないでしょうか。

では、明日から【横から目線】の考え方に基づくスキルを学んでいきましょう。

 

ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケー

ションカフェ】を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをごらんください。