【聴く力・話す力のスキルアップ】31コミュニケーションカフェ2月例会 事例①アサーション回答 続続

この連載では

第1シリーズでは、発達障害を中心とした【学級・学校に適応することが難しい子どもとの係り】について

第2シリーズでは【学力差がある集団への係り】について

第3シリーズでは【一見仲良さそうに見えるなれあい集団内部への係り】につい

第4シリーズでは教職を目指す学生が考える【理想の教師像】』について

そして現在は、シリーズの番外編として、『悩みを抱えている子どもへどのように寄り添うかについて考えています。

そこから『話の聴き方』『話し方』へと、みなさんと一緒に考えてきました。(過去のブログをご覧になってください)

 

前回(1月例会)のコミュニケーションカフェ【聴く力・話す力のスキルアップ】の後、今回(2月例会)のコミュニケーションカフェ

(リアル版もOnline版も)では、みなさんからの質問や要望に応えて、「提案するときに、どのように話せばよいか」「上司からの提案

を断るときに、どのように話せばよいか」といった、リアルな話題を中心として実践編に取り組んでいきます。

詳しくは、下記のチラシをごらんください。

先日のリアル及び本日のOnlineのコミュニケーションカフェにおいて、4つの【事例】について話し合いました。

まずは、一つの事例について説明しています。

ある飲食店アルバイトの相談(よく似たケースについて、以前にお話しました)

『私は飲食店で働いています。コロナ禍で仕事のシフトがころころ変わっています。本当に開店休業の時は、お金に困りました。ちょっと良くなってきましたが、今度は新しいバイトさんやパートさんが見つからなくて、店長から「来週毎日入ってくれないか?」と頼まれました。お金的にはうれしいですが‥今、専門学校へ通っていて、もうすぐ資格試験があるので、それは困ります。でも、軽く断った子が凄く怒られて‥ちょっと怖いです。クビになるのも辛いし‥どうすればいいでしょうか?』

【私は、こんなふうに考えます】

(続きから‥)以前にお話した、アサーションの手法=WIN  WIN を目指しましょう。

すなわち『落としどころ』をさがすのです。

そのために、【リフレーミング】の考え方を思い出して、双方が痛み分けになることを目指しましょう。

(詳しくは、前回のブログを参照)

 

では、次に『働きます』と『休みます』のどちらを先に行ったほうがよいでしょうか。

そのことを、考えてみます。

心理学的には、「初めに記憶したことの印象が強い」とか「最近記憶したことは覚えていることが多い」等、いろいろな考え方があるか

と思いますが、今までの体験から考えられることとしては、『相手が好印象をもつことを先に話す』ことをお勧めします。

ですから、例えば‥

「私としては、二日間頑張って仕事をするので、後の二日間は休ませてください」の方が、「私としては、二日間休む代わりに、二日間

は働きます」よりも、相手にとっての印象が優れていると考えます。

今日のOnlineでは、「無理なことはきっぱりNOと言えば良いのでは?」という考えをされる方もいらっしゃいました。

私としては、そうした『潔さ』が大好きですが、現実問題として、派遣された先でのそうした対応に『NO』と言って辞めてしまうと、結

果として『履歴書が汚れてしまう』ことになるのではないかと、心配します。

そう考えると、「ここで少し踏みとどまってほしい」と思うのです。

いかがでしょうか。

 

ハピネスでは、こうした身近な問題をもとに、参加者全員で話し合ったり、ロールプレイでスキの練習をしたりする会【コミュニケー

ションカフェ】を開いています。

リアルでもOnlineでも開催しています。

詳しくは、このHPのトピックスをごらんください